貯金のプロが教えるネット銀行活用術
【第9回】 2016年3月18日公開(2016年4月25日更新)
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「貯金のプロが教えるネット銀行活用術」

著者・コラム紹介

八ツ井慶子・ヤツイケイコ

ファイナンシャル・プランナー、CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引主任者、(社)日本証券アナリスト協会検定会員。大手信用金庫を経て、2001年に「家計の見直し相談センター」の相談員として、FP活動を始める。2013年7月、「生活マネー相談室」を立ち上げる。近著に『レシート○×チェックでズボラなあなたのお金が貯まり出す』(プレジデント社)がある。

貯金のプロが教えるネット銀行活用術

銀行業界出身で、銀行の口座開設マニアでもあるファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子さんが、ネット銀行の金利やサービスを比較して、おすすめのネット銀行を徹底解説! 定期預金や普通預金の金利はもちろん、ATM手数料や振込手数料、さまざまな銀行のキャンペーン情報まで、ネット銀行をあらゆる角度から紹介し、おすすめのネット銀行活用法を紹介します!

八ツ井慶子

イオン銀行が「マイナス金利」時代の最強銀行に!?
「イオン銀行+イオンカードセレクト」で普通預金の
金利が破格の0.12%になるお得な特典を活用しよう!

1

 これまで「新生銀行」「住信SBIネット銀行」「ソニー銀行」を「『住宅ローン』で得するネット銀行」として紹介してきました。

◆「住宅ローン」で得するネット銀行を紹介(第1~3弾)の記事はこちら!
【第1弾 新生銀行】
新生銀行なら普通の銀行より低金利&ローコストで「家事代行サービス」などユニークなサービスも

【第2弾 住信SBIネット銀行】

住信SBIネット銀行はローン金利の低さに加え、「団信保険+8大疾病保障」が無料!

【第3弾 ソニー銀行】
ソニー銀行の住宅ローンは低金利以外のメリットも。優秀なシミュレーションツールはぜひ活用しよう!

2016年4月30日まで「イオンカードセレクト」入会キャンペーンも実施中。
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 第4弾として「イオン銀行」を紹介するのですが、その前に「マイナス金利」の導入でメガバンクやネット銀行の預金金利が低下する中で関心を集めている「イオン銀行」とはどんな銀行なのかを解説したいと思います。なぜ、今「イオン銀行」が話題なのかは、後ほど詳しく説明します。

イオン銀行」が誕生したのは2006年。今からちょうど10年前のことです。わずか10年の間にそのグループ力を活かしてか、今ではネット銀行の中でトップクラスの口座数です。「イオン銀行」は近所にショッピングセンターのイオンがある人にとっては、身近な銀行のひとつでしょう。

 イオン銀行
 
(※「イオンカードセレクト」入会でイオン銀行の口座も同時に開設できます)
コンビニATM出金手数料(税抜) 振込手数料
(税抜)
セブン-
イレブン
ローソン ファミリーマート
(E-net)
ミニストップ
(イオン銀行)
平日8時45分~18時は100円、
それ以外は200円

24時間365日
何回でも無料
 同行あて:無料
 他行あて:200円

【イオン銀行のメリット】年会費無料のクレジットカード「イオンカードセレクト」の保有者なら、普通預金金利が定期預金並みの0.12%に! ATM手数料が24時間いつでも何回でも無料となるイオン銀行ATMは、全国のイオン、ミニストップ、まいばすけっとなど、台数が増加中!
イオン銀行の公式サイトはこちら

 ネット銀行として語られることの多い「イオン銀行」ですが、全国のイオンなどに店舗を持っているので、正確にはネット専業銀行とはいえません。

 また、自前のATMを全国に展開している点も、他のネット銀行とは異なる点です。ネット専業銀行の多くは、ほとんど自前のATMを展開せず、提携するコンビニ設置のATMなどから入出金をするシステムとなっているからです。

 ただ、「イオン銀行」の場合、普通の銀行(メガバンクや地銀など)と比較すると店舗数は少ないですし、ネットでの取引に力を入れている側面もあります。そこで、ここでは「イオン銀行」も“ネット銀行の一形態”として紹介していきたいと思います。

「イオン銀行」は流通業者が手がける“新業態”の銀行
イオンの買い物客の囲い込みを目指している!

 「イオン銀行」は、大手流通業者であるイオングループが手掛ける銀行です。流通業者が手掛ける銀行といえば、他にセブン&アイグループが手掛ける「セブン銀行」があります。「イオン銀行」と「セブン銀行」は、ともに“新業態の銀行”と呼ばれています。

 まず、「セブン銀行」のほうは、店舗をほとんど持っていません。そのため、ネット銀行のカテゴリーに入れられることが多いです。とはいえ、「コンビニ銀行」といったほうが、個人的には適当なような気がします。ATM利用を主軸としているためか、「セブン銀行」の口座数はネット銀行の中では少ないほうです。

 住宅ローンや投信などの金融商品を手がけない「セブン銀行」の主な収益源は、ATMの利用手数料です。「セブン銀行」の場合、銀行の店舗はなくても、全国に出店している「セブン-イレブン」の中にATMを設置しているので、利用したことがある人も多いでしょう。ATM数は全国で2万台超と非常に多く、しかも多数の銀行や信金などと提携しているので、ユーザーにとっては利便性が高いのが特徴です。

 これに対し、「イオン銀行」のATM数は全国で5000台前後にとどまっており、そこまでATM網の開発に注力しているわけではない、ということがわかります。

 おそらく「イオン銀行」は、イオンに買い物に来るお客さんの利便性向上を第一に考えているのだと思います。言い換えると、イオンの利用者を金融分野でもがっちり囲い込む狙いがあり、コンビニ利用者はそのターゲットに入っていないのでしょう。その点が、他の銀行とは大いに異なる点であり、「イオン銀行」の特徴・魅力でもあります。

 ここからは、そんな「イオン銀行」のメリット・デメリットを整理してみましょう。

「イオン銀行」のメリット、デメリットは?
他行とは異なる「イオン銀行」ならではの特徴も

 「イオン銀行」のメリットは、以下のとおりです。

イオン銀行のメリット】
①クレジットカード機能も有した「イオンカードセレクト」を作ると、普通預金金利が年0.1%上乗せされる(通常の普通預金金利が0.02%なら、0.12%の金利が適用される)
②一部のイオンにある「イオン銀行」の店舗は、年中無休で夜9時まで営業
③「イオン銀行」のATMを使えば、365日24時間、手数料無料でお金を引き出せる
④「イオン銀行」間の振込は常に無料(他行宛ては1回216円)

 メリットの①はのちほど詳しく紹介するとして、②の「一部のイオンにある『イオン銀行』の店舗は、年中無休で夜9時まで営業」は非常に便利なメリットです。

イオン銀行」の店舗は、土曜・日曜、祝日はもちろん、年末・正月三が日やゴールデンウィークでさえも、毎日午前9時から午後9時まで営業しています。小売業では普通のことでも、銀行業では大変ありがたいサービスです。普通の銀行の多くは土曜・日曜、祝日休みで、平日も窓口は15時で閉まるところが多くなっているので、平日勤めの会社員が立ち寄るのは大変です。

 しかし、「イオン銀行」はいつでもやっていて、誰でも立ち寄りやすいので、例えば住宅ローンの相談をしたいときなどは、非常に重宝するでしょう。

 イオン銀行
 
(※「イオンカードセレクト」入会でイオン銀行の口座も同時に開設できます)
コンビニATM出金手数料(税抜) 振込手数料
(税抜)
セブン-
イレブン
ローソン ファミリーマート
(E-net)
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(イオン銀行)
平日8時45分~18時は100円、
それ以外は200円

24時間365日
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 同行あて:無料
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イオン銀行の公式サイトはこちら

 次に③の「イオン銀行のATMを使えば、365日24時間、手数料無料でお金を引き出せる」と、④の「イオン銀行間の振込は常に無料(他行宛ては1回216円)」は、たしかに便利なところではあるのですが、多くのネット銀行で同様のサービスを展開しているので、それほど珍しくもないかもしれません。

イオン銀行」のATMは、主に以下の店舗などに設置されています。

 なお、その他の提携金融機関のATMも、時間帯などによっては、無料で利用できるものが多くなっています。ただし、所定の手数料が発生するATMも多いため、注意して利用しましょう。

 振込に関しては、同行本支店間で無料となるのは、多くの銀行で実施されているサービスです。むしろ、無条件で「他行宛ての振込が月●回まで無料」などのサービスがない点では、「ソニー銀行」や「住信SBIネット銀行」などと比較すると、どうしても見劣りします(※「イオン銀行」を給与振込口座に指定すれば、月1回まで他行宛て振込手数料が無料になります)。とはいえ、あまり他行への振込がない人には、気になることでもないかもしれません。

 誰でも簡単に享受できる、「イオン銀行」に口座を持つ最大のメリットは、①の「クレジットカードの『イオンカードセレクト』を作ると、普通預金金利が年0.1%上乗せされる(通常の普通預金金利が0.02%なら、0.12%の金利が適用される)」という点です。

 このメリットがあるために、マイナス金利が導入されて、多くの銀行で預金金利が低下している今、「イオン銀行」が注目されています(とはいえ、この0.1%の優遇幅がいつまで続くかはわかりませんが……)。

お得のカギは「イオンカードセレクト」にあり
「イオン銀行」が普通預金金利は業界最高ランクに!

 2016年3月10日現在、「イオン銀行」の普通預金金利は0.02%です。そこで、「イオンカードセレクト」を保有すれば、それだけで普通預金金利が0.12%まで跳ね上がります。

「マイナス金利」時代の到来で、今の普通預金金利は年0.001~0.02%程度が主流です。普通預金よりも通常は高金利がつく定期預金でも、メガバンクあたりでは1年定期だろうと10年定期だろうと、預入金額が多かろうと少なかろうと、金利が年0.01%程度しかつかないのが現状です。そんな中で、普通預金金利が年0.12%もつくというのは破格です。

 そのため、イオン系列グループでよく買い物をするなら、「イオンカードセレクト」を保有することをおすすめします(「イオンカードセレクト」に申し込むと、同時に「イオン銀行」の口座開設が必要となります)。

 後述しますが、「イオンカードセレクト」はイオングループでの買い物で役立つクレジットカードで、イオンユーザー以外にはあまりお得とはいえません。が、逆に言えば、イオンユーザーであれば年会費無料ですので「イオン銀行」の普通預金金利をアップさせるのに「イオンカードセレクト」を保有する価値は十分あるでしょう。特に、現在のように多くの銀行の預金金利が年0.001~0.02%と低い時代には、その価値は高くなっていると言えます。

イオンカードセレクト
 還元率  0.5~1.0%
おすすめクレジットカード!イオンカードセレクト
イオンカードセレクト公式サイトはこちら
 発行元  イオンクレジットサービス
 国際ブランド  VISA、Master、JCB
 年会費  無料
 家族カード  あり(年会費無料)
 ポイント付与対象の
 電子マネー
 WAON、モバイルSuica、 ICOCA
(ただし、WAONにチャージする際はイオン銀行口座から引き落とし)
 関連記事 イオンで一番得するのは「イオンカードセレクト」!意外と知らない「イオンのポイント2重取り」と「イオン銀行」+「WAON」を使った節約術を公開!

「イオンカードセレクト」の特徴とは?
買い物での割引があるので、イオン利用者は必携!

 ですが、「イオン銀行」を利用するために、わざわざクレジットカードの「イオンカードセレクト」を作成するとなると、慎重になる人も多いはずです。そこで、「イオンカードセレクト」の特徴をまとめておきましょう。

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