<水晶島>
水晶島もなだらかな平らな土地で、鮮やかな緑が広がっている。根室の納沙布岬から、約7キロなので肉眼で見ることが可能。戦前は986人の日本人が暮らし、缶詰工場などがあり、タラバガニの缶詰が特産品だった。昆布漁も盛んで、裕福な生活が営まれていたという。

写真右は、水晶島の中の浜海岸。北方領土はどこも、肉厚で良質な昆布が獲れ、それを求めて「一定期間、本島から出稼ぎにくる人も多かった」という。
北陸から北前船で来て、昆布などの海産物を、南は沖縄まで運んだそうだ。今も富山や沖縄で昆布の食文化が色濃く残るのは、北方領土の良質な昆布が多く入っていた名残ともいえる。
現在も昆布は群生しているが、「手入れがされていないので、腐敗している場所もある」そう。もったいないことだ。
<志発島>

歯舞群島で最大の島、志発島。面積は45km2、周囲41.6km。ここもほぼ平坦な島で、どこまでも見渡せる。
砂浜の海岸線が続く浜では、夏は海水浴も楽しめるという。海も抜群の透明度を誇る。このきれいな海で育った昆布は絶品だろう。
また、夏になれば、上の写真のように島全体が花畑に衣替えする。



