ロシア人が居住する色丹島
国後島には「ムネオハウス」が

<色丹島>

 色丹島はロシア人住民が居住しているが、自然はまだ残っている。島全体が高山植物地帯で、雄大な景色が楽しめる。写真右は色丹島のキリトウシ湾。リゾート地のように美しい光景だ。

 かつては日本人による捕鯨基地などもあり、とても栄えていた島だ。下の写真は、昭和10年頃の「斜古丹海苔」すき作業風景だ。

 ちなみに、歯舞群島、色丹島にはクマはいない。だが択捉島、国後島にはいる。「ヒグマが突然変異した白いクマもいる」そうだ。一時期、絶滅が危惧されたタンチョウヅルが歯舞、色丹では確認されている。「船から見る野生動物のウォッチングツアー」などができたら、ぜひとも行ってみたい。

<国後島>

 国後島へは船で古釜布(フルカマップ)へ向かう。根室から4時間ほどだ。世界でもっとも美しい火山といわれる北方領土最高峰・爺々岳(写真右)が有名だが、羅臼山も美しい稜線を見せる。

 ロシア人住民が約7000人住んでいるので生活感がある島だが、昭和初期を彷彿とさせるのどかな街並みだという。

 ここには、あの「ムネオハウス」がある。

 正式名は「日本人とロシア人の友好の家」。これができたときは、いよいよ返還か、と思ったが、その後、ムネオハウスは訪問団の宿泊施設として利用されるだけで、当時のまま時計が止まったかのようである。渡航が自由になったら、もう少し立派なホテルができるだろう。

 国後島の景勝地は、なんといってもローソク岩(写真左)だ。海岸に巨石がそびえ立つ姿は一見の価値がある。夕日に染まるとオレンジの炎のように見えるのだ。

次のページ

秘湯もある択捉島

TOP