この技量をもつためには、普段から新聞・本・雑誌を読む、違う世代の人の話を聞くなど、地道な作業が必要です。
政治家に限っても、アメリカ大統領だとリチャード・ニクソンのコート演説、ロナルド・レーガンのディスカッション戦略など、ネガティブな状況をひっくり返した例はいくらでもあります。コート演説とは…、これ以上は長くなるので省略。詳しくは私の講演会で。
就活生の心を揺れ動かす
有料セミナー参加の是非を問う
3.有料セミナーは万能薬でもなんでもない
大震災後、被災者の冷静な対応が世界中から称賛された日本人ですが、やはり人の子、福島原発事故に乗じて放射能対策の薬と称して販売、逮捕された事件が発生しています。
多くの日本人は冷静でしたが、一方、機会を逃さず小悪党はやはり出てきてしまうものです。これは大震災だけでなく、就活においても同様です。
就活においては薬ではなく、有料セミナーでしょう。
有料セミナーと言っても、実費しかとらないセミナーもありますし、マナー研修やフライトアテンダント、アナウンサーなど特殊な指導が必要なセミナーもあります。
ここでは、以下、一般企業向けのセミナー、かつ高額なものについてご説明します。
冒頭、放射能対策の薬みたいなもの、とたとえた時点でお気づきの通り、大学3年生はそうしたセミナーに行く必然性は全くありません。就活中もないでしょうし、まして3年生の春~秋という就活本番前についてはなおさらです。
この有料セミナー不要論に対して、有料セミナーの運営者からは当然ながら反論が寄せられます。
反論1:「ビジネスとしてセミナーをやるのは資本主義社会から言っても当然。まして、運営する側が無料ではなく有料でやる、適正な代価を受け取らない方がおかしい」
→おそらく、読者向けに無料の講演会をよくやっている私に対しての批判も込みの反論です。別に無料でやるのが素晴らしいとまでは言いません。が、学生向けであれば、学生が無理なく払える金額にするか、いっそ無料にした方が無難です。「適正な代価」云々は、それは実施する側の言い分であって、セミナーを受けるかどうかを決める学生の言い分を無視しています。
1泊2日2万円だの、10万円だのという高額なセミナーは誰がどう考えても学生にとって「適正な価格」ではありません。



