◆1月~12月までのお得な株主優待の内容はココでチェック!◆
2021年4月に権利が確定する株主優待の中から
注目すべきお得な銘柄&株主優待内容を徹底調査!

4月が基準日の株主優待株は、1年でもっとも少ない約30銘柄。だが、4月を代表する定番の株主優待株の伊藤園の第1種優先株式(25935)や正栄食品工業(8079)、さらに、高利回りかつ長期保有優遇制度を拡充したヤーマン(6630)など、押さえておきたい銘柄揃いだ。また、株式分割に伴い、今回から株主優待を実質拡充するギグワークス(2375)やくら寿司(2695)なども見逃せない。しっかりと最新情報を確認して、欲しい株主優待をゲットしよう!
継続保有特典を拡充のヤーマン、実質拡充のギグワークスなど、
株主優待券&金券でチェックしておきたい8銘柄を紹介!
まずは、外食や買い物に便利な優待券と、汎用性の高い金券類がもらえる株主優待株の中から、注目の8銘柄を紹介しよう。
■株主優待で自社の優待券や金券がもらえる注目の8銘柄! |
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| 最低投資 金額 |
株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
| ◆テンポスホールディングス(2751) 【確定月】4月 | ||||
| 23万3800円 | 3.85% | 3.42% | 0.43% | |
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【株主優待内容】 100株以上で、1000円分の食事券を8枚 |
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| 【備考】優待券は、「ステーキのあさくま」などグループ企業が運営する外食店をはじめ協力企業の飲食店、自社グループ通販サイトで利用可 | ||||
| ◆ヤーマン(6630) 【確定月】4月 | ||||
| 15万2300円 | 3.52% | 3.28% | 0.24% | |
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【株主優待内容】 100株で5000円分、500株以上で1万4000円分の株主優待割引券 |
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| 【備考】自社通販サイトで利用可。長期保有優遇制度あり、100株保有の場合、1年以上で7000円分、2年以上で1万円分、5年以上で1万3000円分に増額 | ||||
| ◆コーア商事ホールディングス(9273) 【確定月】4月/6月 | ||||
| 14万3300円 | 2.66% | 1.40% | 1.26% | |
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【株主優待内容】 今年のみ、4月に記念優待として100株以上で1000円分のQUOカード。6月は通常の株主優待として100株以上で1000円分のQUOカード |
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| 【備考】4月分は「創立30周年記念優待」で今回のみ。通常分については長期保有優遇制度あり、1年以上の継続保有で2000円分に増額 | ||||
| ◆オリバー(7959) 【確定月】4月20日、12月 | ||||
| 27万7400円 | 2.66% | 0.72% | 1.80% | |
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【株主優待内容】 100株以上で1000円分のジェフグルメカード |
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| 【備考】長期保有優遇制度あり、2年以上の継続保有で2000円分に増額。次回以降、優待月が変更 | ||||
| ◆ロック・フィールド(2910) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 17万1000円 | 1.75% | 0.58% | 1.17% | |
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【株主優待内容】 そうざい券を、4月は200株で1000円分、500株で3000円分、1000株で1万円分、3000株で1万5000円分、5000株以上で3万円分。10月は100株以上で1000円分 |
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| 【備考】「RF1」「神戸コロッケ」「ベジテリア」など、自社ブランドの各店舗で利用可。長期保有優遇制度あり、2017年4月を起算日として200株以上を5年以上保有した場合は保有区分ごとに1000円分を追加 | ||||
| ◆ギグワークス(2375) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 30万1500円 | 1.46% | 0.66% | 0.80% | |
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【株主優待内容】 100株以上で、1000円分のこども商品券、1000円相当額のビットコイン、公益財団法人への1000円分の寄付のいずれか1つ |
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| 【備考】3月末を基準日として1:3の株式分割を予定。株主優待は据え置きのため実質拡充に | ||||
| ◆くら寿司(2695) 【確定月】4月 | ||||
| 73万1000円 | 1.23% | 0.68% | 0.55% | |
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【株主優待内容】 100株で5000円分、200株で1万円分、500株以上で2万円分の優待割引券 |
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| 【備考】5月末予定の株式分割に伴い、今回から株主優待の内容を拡充。優待割引券は、全国のくら寿司で税込1000円分の利用ごとに500円分を使用可能。ただし、株主株主優待品への引き換えは廃止 | ||||
| ◆ギフト(9279) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 20万8200円 | ー | ー | 0.72% | |
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【株主優待内容】 食事優待券を、100株で2枚、200株以上で3枚 |
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| 【備考】「横浜家系ラーメン町田商店」など自社国内直営店全店で利用可。テイクアウトでも利用可能 | ||||
| ※株主優待内容、最低投資金額、利回りは3月25日終値時点 | ||||
外食系の株主優待株では、横浜家系ラーメンの「町田商店」などを展開しているギフト(9279)をチェックしておこう。コロナ禍でもラーメン業態は比較的堅調で、2021年2月の既存店売上高は前年同月比113.3%(時短営業日の数値を除外)となっている。株主優待は4月と10月の年2回実施しており、それぞれ100株の保有で2枚、200株以上の保有で3枚の「食事優待券」がもらえる。店内の券売機で扱っているメニューなら、セットメニューを含め、金額を問わずどれにでも使うことができる。
ギフトの株主優待でもらえる食事優待券は、「町田商店」のほか、「ラーメン豚山」「ラーメン天華店舗(みそラーメン業態)」「釜焚きとんこつばってんラーメン」「釜焚きとんこつがっとん」「四天王」で利用可能。店内だけでなく、テイクアウトでの利用も可能(デリバリーは不可)。ちなみに写真は、「町田商店」のベーシックならーめん。拡大画像表示
最低投資金額は20万8200円(3月25日終値で計算、以下同)で、配当利回りは0.72%だ。仮に、年間4枚の「食事優待券」をすべて「町田商店」のネギチャーシューメン1130円に引き換えた場合、株主優待利回りは2.17%になる。
外食系の株主優待株では、テンポスホールディングス(2751)にも注目しておきたい。こちらは100株以上の保有で8000円分の「食事券」がもらえて、配当+株主優待利回りが3.85%と、取り上げた8銘柄でもっとも高い。「食事券」は子会社の「あさくま」が運営する「ステーキのあさくま」や、全国各地にある協力企業の飲食店でも利用できるほか、昨年からは自社グループ通販サイト「あさくまファーム」でも利用できるようになり、利便性が向上している。
また、くら寿司(2695)が4月末に1:2の株式分割を実施するのに伴い、株主優待制度を実質拡充する。この拡充により、4月27日時点で100株保有している人は、これまでの「食事券」2500円分⇒「優待割引券」5000円分と2倍にアップ。新制度での配当+株主優待利回りは1.23%となる。
【※関連記事はこちら!】
⇒くら寿司、株主優待を拡充して、優待利回りが2倍に! 株式分割後に最低投資額が従来の半額になる配布基準を新設するほか、従来の投資額でも額面が2倍にアップ
「RF1」や「神戸コロッケ」などの人気総菜ブランドを複数抱えるロック・フィールド(2910)は年2回、株主優待を実施しているが、4月は200株以上、10月は100株以上と、株主優待の獲得のために必要な株数が異なっている。4月の株主優待を狙っている場合は、必ず200株以上保有しよう。なお、配当+株主優待利回りは、100株保有の場合も200株保有の場合も1.75%となっている。
買い物系の株主優待株では、今回から長期保有優遇制度を拡充するヤーマン(6630)に注目。昨年(2020年4月)は、株主優待の権利を得るために2年間の継続保有が必要だったが、今年度は100株保有の場合、通常は「株主優待券」5000円分を贈呈。1年以上保有していれば7000円分、2年以上保有していれば1万円分、5年以上保有していれば1万3000円分と、段階的に額面がアップしていく。5年保有した場合の配当+株主優待利回りは8.78%だ。ただし、ヤーマンは比較的頻繁に株主優待制度を変更するので、その点はよく理解しておこう。
【※関連記事はこちら!】
⇒ヤーマン(6630)、2021年4月末の株主優待を発表! 保有株数&期間に応じて、自社オンラインショップで利用できる5000円~2万3000円分の割引券を贈呈!
汎用性の高い金券類がもらえる銘柄では、今回限りのうれしいニュースがある。6月の株主優待銘柄のコーア商事ホールディングス(9273)が、創立30周年を記念して「QUOカード」の株主優待を実施するのだ。6月の株主優待と合計すると、年間2000円分の「QUOカード」がもらえることになり、配当+株主優待利回りは2.66%になる。なお、コーア商事ホールディングスは4月30日を基準日に1:2の株式分割を予定している。分割後の株主優待制度が現状のままであれば実質拡充となり、株主優待利回りはさらにアップする計算だ。
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⇒コーア商事ホールディングス、記念株主優待の実施と増配、「1株⇒2株」の株式分割を発表!「創立30周年」を記念し、4月末に1000円分の「QUOカード」を贈呈へ!
「QUOカード」以外の金券類の株主優待銘柄では、「ジェフグルメカード」がもらえるオリバー(7959)や「こども商品券」がもらえるギグワークス(2375)がある。どちらも100株以上の保有で、各種金券1000円分を年2回もらえるが、オリバーは決算月変更のため、次回の権利月は12月になる。
一方、ギグワークスは3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として1:3の株式分割を予定している。分割後もこれまでの株主優待の内容を維持するため、実質拡充になる。仮に、株価が変わらない場合、必要投資金額は30万1500円⇒10万500円と大幅に下がり、一方配当+株主優待利回りは1.46%⇒2.79%にアップする。今後注目度が上がる可能性もあるため、株式分割から最終売買日にかけての値動きには注意してほしい。
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⇒ギグワークス、株主優待を拡充! 1株⇒3株の株式分割後も優待内容は据え置かれることになり、必要投資額は従来の3分の1、優待利回りは従来の3倍にアップ!
定番人気の伊藤園優先株や、実は高利回りの正栄食品工業など、
自社商品詰め合わせやカタログギフトがもらえる定番6銘柄!
続いて、自社商品の詰め合わせや自社選定商品、カタログギフトなどがもらえる株主優待銘柄の中から、定番の6銘柄を見ていこう。
■自社商品やカタログギフトがもらえる定番優待の6銘柄! |
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| 最低投資 金額 |
株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
| ◆伊藤園第1種優先株式(25935) 【確定月】4月 | ||||
| 26万円 | 2.50% | 0.58% | 1.92% | |
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【株主優待内容】 100株で1500円相当、1000株以上で3000円相当の自社製品詰め合わせ |
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| 【備考】前回の100株保有時の優待内容は、缶入り緑茶、ウーロン茶、缶コーヒーなど全12品。他に、保有株数に応じた自社通販製品の割引 | ||||
| ◆トーエル(3361) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 45万6000円 | 2.30% | 0.66% | 1.64% | |
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【株主優待内容】 500株で1500円相当、1000株以上で3000円相当の自社取扱商品(ピュアウォーターなど) |
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| 【備考】前回の500株の優待品は、280mlのピュアウォーターペットボトル8本、自社カレンダー、激落ちくん2個 | ||||
| ◆アイ・ケイ・ケイ(2198) 【確定月】4月 | ||||
| 6万7200円 | 2.23% | 2.23% | ー | |
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【株主優待内容】 100株で1500円相当、1000株で3000円相当の特選菓子、5000株以上で5000円相当の特選ギフト。他に、100株以上でレストランの食事優待券3枚 |
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| 【備考】レストラン優待券は、東京、富山、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡、長崎の自社運営店舗などでランチ及びディナーのコースなどに利用可能 | ||||
| ◆ベルグアース(1383) 【確定月】4月 | ||||
| 26万4600円 | 1.89% | 1.51% | 0.38% | |
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【株主優待内容】 100株以上で、メロン2玉セット(4000円相当)、寄せ植えセット(4000円相当)、デリシャストマト商品セット(3000円相当)、QUOカード(1000円分)のいずれか1つ |
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| 【備考】株主優待利回りは、メロン2玉セットで計算 | ||||
| ◆フルスピード(2159) 【確定月】4月 | ||||
| 34万1600円 | 0.73% | 0.73% | ー | |
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【株主優待内容】 株主優待ポイントを、800株で2500ポイント、900株で4000ポイント、1000株で6000ポイント、2000株以上で1万5000ポイント(1ポイント=1円相当) |
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| 【備考】優待ポイントは、食品、ワイン、電化製品、雑貨、旅行・体験など2000種類以上の商品と交換可能(プレミアム優待倶楽部)。継続保有の場合、ポイントの次年度繰り越しも可(1回のみ)。「WILLsCoin」との交換により他社ポイントとも合算可能 | ||||
| ◆正栄食品工業(8079) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 45万6000円 | ー | ー | 1.05% | |
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【株主優待内容】 100株以上で自社商品詰め合わせ。他に、通販カタログ掲載商品の50%割引券を、500株で1枚、1000株で2枚、3000株で3枚、5000株以上で5枚 |
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| 【備考】前回10月の優待内容は、ナッツ類やチョコレート菓子、マロングラッセなど全15品 | ||||
| ※株主優待内容、最低投資金額、利回りは3月25日終値時点 | ||||
まずチェックしておきたいのが、4月の定番優待銘柄として人気の伊藤園第1種優先株式(25935)。最低投資金額は26万円で、1500円相当の自社製品詰め合わせがもらえる。配当+株主優待利回りは2.50%と、まずまずの水準だ。普通株の伊藤園(2593)もまったく同じ株主優待品がもらえるが、こちらは最低投資金額が69万1000円とかなり高めで、配当+株主優待利回りは0.80%と、伊藤園第1種優先株式の3分の1以下になる。
優先株には議決権がないため、株主総会に出席して議決権を行使したいときは普通株を選んだほうがいいが、株主優待目的なら優先株のほうがおすすめと言える。なお、必要投資金額は大きくなるが、両方の権利を取得すれば「株主優待の2個取り」も可能だ。
4月と10月の年2回、自社商品詰め合わせがもらえる正栄食品工業(8079)は、実は隠れた高利回り優待株として知られている。株主優待品の価格は公表していないが、優待品の金額を一つひとつ計算してみると、毎回6000円前後にもなる。仮に、控えめに見積もって1回分を5500円相当とした場合、株主優待利回りは2.42%で、配当+株主優待利回りは3.52%にもなる。株主優待品は、毎回チョコ菓子やナッツなど15品前後もあり、ボリューム満点なのもうれしい。
新鮮なフルーツや野菜などの株主優待品をもらえるのが、ベルグアース(1383)だ。100株以上の保有で、4000円相当のメロン2玉セット、同じく4000円相当の寄せ植えセット、3000円相当のデリシャストマト商品セット、そして1000円分の「QUOカード」のいずれか1つを選べる。記念優待を実施するコーア商事ホールディングス(9273)を除くと、株主優待品として人気の「QUOカード」が選べる唯一の銘柄だが、メロンや寄せ植えセットなら4000円相当なのに「QUOカード」は1000円分と、額面が4分の1になってしまう。どうしても「QUOカード」にこだわりたいという人以外は、メロンなどを選んだほうがよさそうだ。
また、すっかりおなじみになったポイント式のカタログギフト優待「プレミアム優待倶楽部」を導入している企業で、4月を基準日としている銘柄は2つだけ。その一つのフルスピード(2159)は、最低投資金額34万1600円で、2500ポイント(≒2500円相当)の株主優待品を選ぶことができる。なお、フルスピードの株主優待の制度は、保有株数が増えると株主優待利回りが高くなっていく仕組み。800株(株主優待の獲得に最低限必要な株数)保有時の株主優待利回りは0.73%だが、900株保有時は1.04%、1000株保有時は1.41%、2000株保有時なら1.76%にもなる。資金に余裕があるなら、900株以上の保有を検討してみてもよいかもしれない。
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最後は、権利確定日と権利付き最終売買日を見ておこう。2021年4月末が権利日の銘柄は、2営業日前の27日(火)が最終売買日だ。また、権利日が20日(火)のオリバー(7959)の場合は16日(金)が最終売買日になる。トーエル(3361)やフルスピード (2159)のように、株主優待獲得には複数単元が必要な銘柄もある。気になる銘柄を取り逃さないように、最終売買日と必要な単元数は購入前にもう一度確認しよう!
(構成・文/肥後紀子)




