◆1月~12月までのお得な株主優待の内容はココでチェック!◆
2020年4月に権利が確定する株主優待の中から
注目すべきお得な銘柄&株主優待内容を徹底調査!

4月の株主優待株は、約30銘柄と1年で最も少ない。しかし、普通株と組み合わせれば「株主優待の2個取り」もできる伊藤園の第1種優先株式(25935)や、高利回りのヤーマン(6630)、ナッツやチョコをたっぷりもらえる正栄食品工業(8079)など、見逃せない銘柄揃いだ。また、横浜家系ラーメン「町田商店」などを展開するギフト(9279)が、株式分割に伴い、今回から株主優待を実質拡充する、といったニュースもある。値動きの荒い相場が続いているので、十分に注意しつつ、株主優待を楽しもう!
人気の伊藤園第1主優先株式やボリューム満点の正栄食品工業など
自社商品やカタログギフトがもらえる定番5銘柄!
まずは、自社商品やカタログギフトなどがもらえる定番の5銘柄を見ていこう。
■自社商品やカタログギフトがもらえる定番5銘柄! |
||||
| 最低投資 金額 |
株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
| ◆アイ・ケイ・ケイ(2198) 【確定月】4月 | ||||
| 4万8900円 | 5.52% | 3.07% | 2.45% | |
|
【株主優待内容】 100株で1500円相当、1000株で3000円相当、5000株以上で5000円相当の特選菓子。他に、100株以上でレストランの食事優待券3枚 |
||||
| 【備考】レストラン優待券は、東京、富山、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡、長崎の自社運営9店舗でランチ及びディナーのコースに利用可能 | ||||
| ◆トーエル(3361) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 26万1500円 | 4.02% | 1.15% | 2.87% | |
|
【株主優待内容】 500株で1500円相当、1000株以上で3000円相当の自社取扱商品(ピュアウォーターなど) |
||||
| 【備考】前回の500株の優待品は、280mlのピュアウォーターペットボトル8本、自社カレンダー、激落ちくん2個 | ||||
| ◆伊藤園第1種優先株式(25935) 【確定月】4月 | ||||
| 18万5000円 | 3.51% | 0.81% | 2.70% | |
|
【株主優待内容】 100株で1500円相当、1000株以上で3000円相当の自社製品詰め合わせ |
||||
| 【備考】前回の100株優待の内容は、缶入り緑茶、紙パック入り野菜ジュースなど全12品。他に、保有株数に応じた自社通販製品の割引 | ||||
| ◆フリービット(3843) 【確定月】4月 | ||||
| 31万5000円 | 2.06% | 0.95% | 1.11% | |
|
【株主優待内容】 株主優待ポイントを、500株で3000ポイント、1000株で6000ポイント、1万株以上で1万ポイント(1ポイント=1円相当) |
||||
| 【備考】優待ポイントは、食品、ワイン、電化製品、雑貨、旅行・体験など1000種類以上の商品と交換可能(プレミアム優待倶楽部)。継続保有の場合、ポイントの次年度繰り越しも可(1回のみ) | ||||
| ◆正栄食品工業(8079) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 30万1000円 | ― | ― | 1.59% | |
|
【株主優待内容】 100株以上で自社商品詰め合わせ。他に、通販カタログ掲載商品の50%割引券を、500株で1枚、1000株で2枚、3000株で3枚、5000株以上で5枚 |
||||
| 【備考】前回10月の優待内容は、ナッツ類やチョコレート菓子、ドライフルーツなど全15品 | ||||
| ※株主優待内容、最低投資金額、利回りは3月17日終値時点 | ||||
4月の株主優待を代表する銘柄の一つが、伊藤園の第1種優先株式(25935)だ。100株で1500円相当、1000株以上なら3000円相当の「自社商品詰め合わせ」がもらえるほか、保有株数に応じて自社商品の通信販売の割引も受けられる。2019年の株主優待品は、100株保有の場合、缶入り緑茶、紙パック入り野菜ジュースなど全12品だった。
また、株主優待好きの投資家にはすっかりおなじみのワザだが、普通株の伊藤園(2593)でも、まったく同じ株主優待品をもらえるので、普通株と優先株にそれぞれ投資すれば、株主優待の「2個取り」も可能だ。
最低投資金額は、第1種優先株式の18万5000円(3月17日終値で計算、以下同)に対して、普通株は43万8000円。さらに、第1種優先株式は配当が普通株の1.25倍になるため、配当+株主優待利回りは優先株が3.51%で、普通株が1.25%と、第1種優先株式のほうがお得度が高い。ただし、第1種優先株式には議決権がないので、株主総会に出席して議決権を行使したいときは、普通株を選ぼう。
飲料系の株主優待品がもらえる銘柄では、トーエル(3361)もチェックしておこう。500株保有した場合の株主優待品は、1500円相当の「自社取扱商品」だが、ほぼ毎回280mlのピュアウォーターボトル8本と、その他1~2品(前回は、カレンダーと「激落ちくん」2個)となっている。4月と10月の年2回株主優待が実施されるのもうれしい。
同じく年2回の株主優待を実施しているのが、ナッツやチョコレート菓子などの「自社商品詰め合わせ」がもらえる正栄食品工業(8079)だ。前回(2019年10月)の株主優待の内容は、ナッツ類やチョコレート菓子、ドライフルーツなど全15品とボリューム満点! 株主優待品の金額は非公表だが、仮に5000円相当と見積もった場合、配当+株主優待利回りは4.91%にも達する。
アイ・ケイ・ケイ(2198)も、お菓子がもらえる4月の定番銘柄として人気が高い。今回取り上げた5銘柄の中で最低投資金額が最も少なく、逆に、配当+株主優待利回りは5銘柄の中で最も高くなっている。毎回、焼き菓子などの「自社特選菓子の詰め合わせ」がもらえるほか、「ラ・ロシェル」や「キュイジーヌ フランセーズ ラ・シャンス」などの、高級レストランで使える「食事優待券」も3枚もらえる。
「好きなモノを自分で選びたい」という人に向いているのが、「プレミアム優待倶楽部」の株主優待を実施するフリービット(3843)。たとえば、500株なら3000ポイント(≒3000円相当)というように、保有株数に応じた株主優待ポイントがもらえて、1000種類以上の商品の中から、好きな商品と交換できる。また、「プレミアム優待倶楽部」の共通株主優待コインと交換すれば、「プレミアム優待倶楽部」を導入している他の銘柄のポイントと合算して、さらに幅広い商品との交換も可能だ。
株式分割で今回から実質優待を拡充した、横浜家系ラーメンが
食べられるギフトなど、優待券&金券で注目したい7銘柄!
次に、自社商品や地域特産品、カタログギフトなどの「モノ」がもらえる銘柄の中から、人気の7銘柄を見ていこう。
■優待券&金券がもらえる注目の7銘柄! |
||||
| 最低投資 金額 |
株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
| ◆ヤーマン(6630) 【確定月】4月 | ||||
| 5万3400円 | 10.03% | 9.36% | 0.67% | |
|
【株主優待内容】 100株で5000円分、500株以上で1万4000円分の株主優待割引券 |
||||
| 【備考】自社直販Webサイトで利用可。長期保有優遇制度あり、2年以上の継続保有で、もらえる優待券が100株で1万円分、500株以上では2万円分に増額 | ||||
| ◆ギグワークス(2375) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 7万700円 | 5.38% | 2.83% | 2.55% | |
|
【株主優待内容】 100株以上で、①1000円分のこども商品券②1000円相当額のビットコイン③1000円分をSBS鎌田財団に寄付、のいずれか1つ |
||||
| 【備考】特になし | ||||
| ◆テンポスホールディングス(2751) 【確定月】4月 | ||||
| 18万3800円 | 4.89% | 4.35% | 0.54% | |
|
【株主優待内容】 100株以上で、1000円分の食事券を8枚 |
||||
| 【備考】優待券は、「ステーキのあさくま」などグループ企業が運営する外食店をはじめ協力企業の飲食店で利用可 | ||||
| ◆Hamee(3134) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 9万900円 | 4.02% | 3.30% | 0.72% | |
|
【株主優待内容】 100株以上で1500円分のクーポン券 |
||||
| 【備考】自社通販サイト「Hamee本店」、または自社サービス「ネクストエンジン」で利用可 | ||||
| ◆東和フードサービス(3329) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 11万2000円 | 3.30% | 2.23% | 1.07% | |
|
【株主優待内容】 500円分の優待食事券を、100株で3枚(4月)・2枚(10月)、200株で4枚(4月)・3枚(10月)、400株で7枚、800株で14枚、2400株で24枚、4000株以上で36枚 |
||||
| 【備考】ダッキーダック、椿屋珈琲、イタリアンダイニングDoNAなど自社運営店舗で利用可。優待食事券に代えて自社製品の詰め合わせも選択可能 | ||||
| ◆オリバー(7959) 【確定月】4月20日/10月20日 | ||||
| 29万円 | 2.24% | 0.69% | 1.55% | |
|
【株主優待内容】 100株以上で1000円分のジェフグルメカード |
||||
| 【備考】長期保有優遇制度あり、2年以上の継続保有で2000円分に増額 | ||||
| ◆ギフト(9279) 【確定月】4月/10月 | ||||
| 9万4000円 | ― | ー | 1.60% | |
|
【株主優待内容】 100株で2枚、200株以上で3枚の株主優待券 |
||||
| 【備考】今回から株主優待を拡充。優待券は町田商店、ラーメン豚山など国内直営店各店で利用可 | ||||
| ※株主優待内容、最低投資金額、利回りは3月17日終値時点 | ||||
まず注目したいのが、1:2の株式分割に伴い、今回から株主優待を実質拡充するギフト(9279)だ。横浜家系ラーメンの「町田商店」や、豚肉と野菜がたっぷりの「ラーメン豚山」など、ラーメン業態を複数展開している。分割により、最低投資金額は9万4000円と買いやすくなり、分割後の100株保有では、「食事優待券」を2枚もらえる。優待券は、金額にかかわらず好きな1品に利用できるため、仮に町田商店で最も高いネギチャーシューメン(1100円)を選んだ場合の株主優待利回りは4.68%にもなる。店舗のない地域もあるので、購入前には店舗の場所をチェックしておこう。
【※関連記事はこちら!】
⇒ギフト(9279)、「食事優待券」の株主優待を拡充! 「1株⇒2株」の分割に伴う変更に加え、分割後の1単元でも優待がもらえるようになり、最低投資額が半額に
また、外食系の株主優待では、テンポスホールディングス(2751)も押さえておきたい。こちらは100株以上で8000円分の食事券がもらえるが、子会社の「あさくま」が運営する「ステーキのあさくま」などに加えて、全国各地にある自社の「協力企業」の飲食店でも利用できる点がユニークだ。なお、自社グループ店舗では一度の利用に枚数制限はないが、協力企業の飲食店では利用方法が異なる場合もあるので、事前に確認しておくとよいだろう。
一方、表には掲載していないが、高級和食店を展開する梅の花(7604)が、今回から株主優待を改悪する。100株以上の保有でもらえる20%割引の「株主優待証」に変更はないが、200株以上で保有株数に応じてもらえた「株主優待券」は廃止に。新型コロナウイルスの感染拡大により、将来の見通しが困難なことから、業績改善を最優先にするというのが変更の理由だ。今後も、同様の理由で株主優待を変更・改悪する銘柄があるかもしれない。株主優待銘柄を選ぶ際には、業績のチェックをこれまで以上に慎重に行う必要があるだろう。
【※関連記事はこちら!】
⇒梅の花(7604)、新型コロナウイルスの影響により、株主優待を改悪!“業績改善を最優先”とするために、「優待券」を廃止して「優待証(20%割引)」のみに縮小へ
ヤーマン(6630)は、今回から株主優待制度を一部変更。前回は複数の商品セットから欲しいものを選ぶ方式だったが、今回は100株で5000円分、500株以上では1万4000円分の「株主優待割引券」がもらえるようになる。この割引券は、自社の通販サイトで利用可能だ。たびたび株主優待制度を変更するヤーマンだが、今回の株主優待内容については3月13日に発表されたばかりなので、ここからさらに変更される可能性はなさそうだ。
【※関連記事はこちら!】
⇒ヤーマン(6630)、株主優待の内容が「株主優待割引券」になり、従来の「自社商品」から自社オンラインストアで使える「割引券」に変更
汎用性の高い金券類が欲しい人には、1000円分の「こども商品券」がもらえるギグワークス(2375)や1000円分の「ジェフグルメカード」がもらえるオリバー(7959)がおすすめ。「QUOカード」やカード会社のギフトカードと比べると、利用店舗や用途は限られるが、「こども商品券」は大手百貨店やスーパーの玩具・文具、子供服売り場での買い物などに、「ジェフグルメカード」は大手ファミレスや商業施設、チェーン店での飲食に利用可能だ。どちらも年2回株主優待が実施されるので、年間2000円分を獲得できる。
ちなみに、金券類でもっとも人気の高い「QUOカード」がもらえる4月の株主優待銘柄は、ファースト住建(8917)とベルグアース (1383)の2銘柄のみ。ただし、ファースト住建は1年間の継続保有が株主優待の獲得の条件。ベルグアースのほうは、1000円分の「QUOカード」を選ぶよりも、4000円相当のメロンや3000円相当のトマトジュースなどの商品のセット(株主優待品はいずれも前回実績)を選択したほうが、株主優待利回りが高くなる。ベルグアースは投資金額18万9000円で、「QUOカード」なら配当+株主優待利回りは1.06%だが、メロンを選べば2.65%までアップする。4月は「QUOカード」をあえて狙う必要はないかもしれない。
最後に、2020年4月の権利確定日と権利付き最終売買日を確認しよう。4月末が権利日の銘柄は、2営業日前の27日(月)が最終売買日だ。なお、権利日が20日(月)が権利日のオリバー(7959)の場合は、16日(木)が最終売買日となる。また、トーエル(3361)やフリービット(3843)のように、株主優待の獲得には複数単元が必要な銘柄もある。最終売買日と必要な単元数をしっかり確認したうえで、気になる銘柄は最終売買日までに必ず購入しておこう!
(構成・文/肥後紀子)





