【4月の株主優待の内容&利回りを調査(2022年版)】
定番の伊藤園や正栄食品、ヤーマンのほか、ビットコ
インがもらえるギグワークスなど、注目銘柄を紹介!

2022年3月29日公開(2022年4月8日更新)
ザイ・オンライン編集部

◆1月~12月までのお得な株主優待の内容はココでチェック!◆

2020年4月に権利が確定する株主優待の中から
注目すべきお得な銘柄&株主優待内容を徹底調査!

 4月の株主優待株は、約30銘柄と1年で最も少ない。しかし、普通株と組み合わせれば「株主優待の2個取り」もできる伊藤園の第1種優先株式(25935)や、高利回りのヤーマン(6630)、ナッツやチョコをたっぷりもらえる正栄食品工業(8079)など、見逃せない銘柄揃いだ。また、横浜家系ラーメン「町田商店」などを展開するギフト(9279)が、株式分割に伴い、今回から株主優待を実質拡充する、といったニュースもある。値動きの荒い相場が続いているので、十分に注意しつつ、株主優待を楽しもう!

人気の伊藤園第1主優先株式やボリューム満点の正栄食品工業など
自社商品やカタログギフトがもらえる定番5銘柄!

 まずは、自社商品やカタログギフトなどがもらえる定番の5銘柄を見ていこう。

■自社商品やカタログギフトがもらえる定番5銘柄!

最低投資
金額
株主優待+
予想配当利回り
株主優待利回り 予想配当利回り 詳細情報
アイ・ケイ・ケイ(2198)【確定月】4月
4万8900円 5.52% 3.07% 2.45%
10月に確定する株主優待銘柄!日本ビューホテル(6097)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
100株で1500円相当、1000株で3000円相当、5000株以上で5000円相当の特選菓子。他に、100株以上でレストランの食事優待券3枚
【備考】レストラン優待券は、東京、富山、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡、長崎の自社運営9店舗でランチ及びディナーのコースに利用可能
トーエル(3361)【確定月】4月/10月
26万1500円 4.02% 1.15% 2.87%
10月に確定する株主優待銘柄!テンポスバスターズ(2751)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
500株で1500円相当、1000株以上で3000円相当の自社取扱商品(ピュアウォーターなど)
【備考】前回の500株の優待品は、280mlのピュアウォーターペットボトル8本、自社カレンダー、激落ちくん2個
伊藤園第1種優先株式(25935)【確定月】4月
18万5000円 3.51% 0.81% 2.70%
10月に確定する株主優待銘柄!ティビィシィ・スキャット(3974)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
100株で1500円相当、1000株以上で3000円相当の自社製品詰め合わせ
【備考】前回の100株優待の内容は、缶入り緑茶、紙パック入り野菜ジュースなど全12品。他に、保有株数に応じた自社通販製品の割引
フリービット(3843)【確定月】4月
31万5000円 2.06% 0.95% 1.11%
10月に確定する株主優待銘柄!オリバー(7959)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
株主優待ポイントを、500株で3000ポイント、1000株で6000ポイント、1万株以上で1万ポイント(1ポイント=1円相当)
【備考】優待ポイントは、食品、ワイン、電化製品、雑貨、旅行・体験など1000種類以上の商品と交換可能(プレミアム優待倶楽部)。継続保有の場合、ポイントの次年度繰り越しも可(1回のみ)
正栄食品工業(8079)【確定月】4月/10月
30万1000円 1.59%
10月に確定する株主優待銘柄!ギフト(9279)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
100株以上で自社商品詰め合わせ。他に、通販カタログ掲載商品の50%割引券を、500株で1枚、1000株で2枚、3000株で3枚、5000株以上で5枚
【備考】前回10月の優待内容は、ナッツ類やチョコレート菓子、ドライフルーツなど全15品
※株主優待内容、最低投資金額、利回りは3月17日終値時点

 4月の株主優待を代表する銘柄の一つが、伊藤園の第1種優先株式(25935)だ。100株で1500円相当、1000株以上なら3000円相当の「自社商品詰め合わせ」がもらえるほか、保有株数に応じて自社商品の通信販売の割引も受けられる。2019年の株主優待品は、100株保有の場合、缶入り緑茶、紙パック入り野菜ジュースなど全12品だった。

 また、株主優待好きの投資家にはすっかりおなじみのワザだが、普通株の伊藤園(2593)でも、まったく同じ株主優待品をもらえるので、普通株と優先株にそれぞれ投資すれば、株主優待の「2個取り」も可能だ。

 最低投資金額は、第1種優先株式の18万5000円(3月17日終値で計算、以下同)に対して、普通株は43万8000円。さらに、第1種優先株式は配当が普通株の1.25倍になるため、配当+株主優待利回りは優先株が3.51%で、普通株が1.25%と、第1種優先株式のほうがお得度が高い。ただし、第1種優先株式には議決権がないので、株主総会に出席して議決権を行使したいときは、普通株を選ぼう。

 飲料系の株主優待品がもらえる銘柄では、トーエル(3361)もチェックしておこう。500株保有した場合の株主優待品は、1500円相当の「自社取扱商品」だが、ほぼ毎回280mlのピュアウォーターボトル8本と、その他1~2品(前回は、カレンダーと「激落ちくん」2個)となっている。4月と10月の年2回株主優待が実施されるのもうれしい。

 同じく年2回の株主優待を実施しているのが、ナッツやチョコレート菓子などの「自社商品詰め合わせ」がもらえる正栄食品工業(8079)だ。前回(2019年10月)の株主優待の内容は、ナッツ類やチョコレート菓子、ドライフルーツなど全15品とボリューム満点! 株主優待品の金額は非公表だが、仮に5000円相当と見積もった場合、配当+株主優待利回りは4.91%にも達する。

 アイ・ケイ・ケイ(2198)も、お菓子がもらえる4月の定番銘柄として人気が高い。今回取り上げた5銘柄の中で最低投資金額が最も少なく、逆に、配当+株主優待利回りは5銘柄の中で最も高くなっている。毎回、焼き菓子などの「自社特選菓子の詰め合わせ」がもらえるほか、「ラ・ロシェル」や「キュイジーヌ フランセーズ ラ・シャンス」などの、高級レストランで使える「食事優待券」も3枚もらえる。

 「好きなモノを自分で選びたい」という人に向いているのが、「プレミアム優待倶楽部」の株主優待を実施するフリービット(3843)。たとえば、500株なら3000ポイント(≒3000円相当)というように、保有株数に応じた株主優待ポイントがもらえて、1000種類以上の商品の中から、好きな商品と交換できる。また、「プレミアム優待倶楽部」の共通株主優待コインと交換すれば、「プレミアム優待倶楽部」を導入している他の銘柄のポイントと合算して、さらに幅広い商品との交換も可能だ。

株式分割で今回から実質優待を拡充した、横浜家系ラーメンが
食べられるギフトなど、優待券&金券で注目したい7銘柄!

 次に、自社商品や地域特産品、カタログギフトなどの「モノ」がもらえる銘柄の中から、人気の7銘柄を見ていこう。

■優待券&金券がもらえる注目の7銘柄!

最低投資
金額
株主優待+
予想配当利回り
株主優待利回り 予想配当利回り 詳細情報
ヤーマン(6630)【確定月】4月
5万3400円 10.03% 9.36% 0.67%
10月に確定する株主優待銘柄!ヤーマン(6630)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
100株で5000円分、500株以上で1万4000円分の株主優待割引券
【備考】自社直販Webサイトで利用可。長期保有優遇制度あり、2年以上の継続保有で、もらえる優待券が100株で1万円分、500株以上では2万円分に増額
ギグワークス(2375)  【確定月】4月/10月
7万700円 5.38% 2.83% 2.55%
10月に確定する株主優待銘柄!アイ・ケイ・ケイ(2198)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
100株以上で、①1000円分のこども商品券②1000円相当額のビットコイン③1000円分をSBS鎌田財団に寄付、のいずれか1つ
【備考】特になし
テンポスホールディングス(2751)【確定月】4月
18万3800円 4.89% 4.35% 0.54%
10月に確定する株主優待銘柄!伊藤園 第1種優先株式(25935)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
100株以上で、1000円分の食事券を8枚
【備考】優待券は、「ステーキのあさくま」などグループ企業が運営する外食店をはじめ協力企業の飲食店で利用可
Hamee(3134)【確定月】4月/10月
9万900円 4.02% 3.30% 0.72%
10月に確定する株主優待銘柄!ベルグアース(1383)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
100株以上で1500円分のクーポン券
【備考】自社通販サイト「Hamee本店」、または自社サービス「ネクストエンジン」で利用可
東和フードサービス(3329)【確定月】4月/10月
11万2000円 3.30% 2.23% 1.07%
10月に確定する株主優待銘柄!フリービット(3843)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
500円分の優待食事券を、100株で3枚(4月)・2枚(10月)、200株で4枚(4月)・3枚(10月)、400株で7枚、800株で14枚、2400株で24枚、4000株以上で36枚
【備考】ダッキーダック、椿屋珈琲、イタリアンダイニングDoNAなど自社運営店舗で利用可。優待食事券に代えて自社製品の詰め合わせも選択可能
オリバー(7959)【確定月】4月20日/10月20日
29万円 2.24% 0.69% 1.55%
10月に確定する株主優待銘柄!トーエル(3361)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
100株以上で1000円分のジェフグルメカード
【備考】長期保有優遇制度あり、2年以上の継続保有で2000円分に増額
ギフト(9279)【確定月】4月/10月
9万4000円 1.60%
10月に確定する株主優待銘柄!トーエル(3361)最新株価チャート(楽天証券サイトへ移動します)はこちら
【株主優待内容】
100株で2枚、200株以上で3枚の株主優待券
【備考】今回から株主優待を拡充。優待券は町田商店、ラーメン豚山など国内直営店各店で利用可
※株主優待内容、最低投資金額、利回りは3月17日終値時点

 まず注目したいのが、1:2の株式分割に伴い、今回から株主優待を実質拡充するギフト(9279)だ。横浜家系ラーメンの「町田商店」や、豚肉と野菜がたっぷりの「ラーメン豚山」など、ラーメン業態を複数展開している。分割により、最低投資金額は9万4000円と買いやすくなり、分割後の100株保有では、「食事優待券」を2枚もらえる。優待券は、金額にかかわらず好きな1品に利用できるため、仮に町田商店で最も高いネギチャーシューメン(1100円)を選んだ場合の株主優待利回りは4.68%にもなる。店舗のない地域もあるので、購入前には店舗の場所をチェックしておこう。
【※関連記事はこちら!】
ギフト(9279)、「食事優待券」の株主優待を拡充! 「1株⇒2株」の分割に伴う変更に加え、分割後の1単元でも優待がもらえるようになり、最低投資額が半額に

 また、外食系の株主優待では、テンポスホールディングス(2751)も押さえておきたい。こちらは100株以上で8000円分の食事券がもらえるが、子会社の「あさくま」が運営する「ステーキのあさくま」などに加えて、全国各地にある自社の「協力企業」の飲食店でも利用できる点がユニークだ。なお、自社グループ店舗では一度の利用に枚数制限はないが、協力企業の飲食店では利用方法が異なる場合もあるので、事前に確認しておくとよいだろう。

 一方、表には掲載していないが、高級和食店を展開する梅の花(7604)が、今回から株主優待を改悪する。100株以上の保有でもらえる20%割引の「株主優待証」に変更はないが、200株以上で保有株数に応じてもらえた「株主優待券」は廃止に。新型コロナウイルスの感染拡大により、将来の見通しが困難なことから、業績改善を最優先にするというのが変更の理由だ。今後も、同様の理由で株主優待を変更・改悪する銘柄があるかもしれない。株主優待銘柄を選ぶ際には、業績のチェックをこれまで以上に慎重に行う必要があるだろう。
【※関連記事はこちら!】
梅の花(7604)、新型コロナウイルスの影響により、株主優待を改悪!“業績改善を最優先”とするために、「優待券」を廃止して「優待証(20%割引)」のみに縮小へ

 ヤーマン(6630)は、今回から株主優待制度を一部変更。前回は複数の商品セットから欲しいものを選ぶ方式だったが、今回は100株で5000円分、500株以上では1万4000円分の「株主優待割引券」がもらえるようになる。この割引券は、自社の通販サイトで利用可能だ。たびたび株主優待制度を変更するヤーマンだが、今回の株主優待内容については3月13日に発表されたばかりなので、ここからさらに変更される可能性はなさそうだ。
【※関連記事はこちら!】
ヤーマン(6630)、株主優待の内容が「株主優待割引券」になり、従来の「自社商品」から自社オンラインストアで使える「割引券」に変更

 汎用性の高い金券類が欲しい人には、1000円分の「こども商品券」がもらえるギグワークス(2375)や1000円分の「ジェフグルメカード」がもらえるオリバー(7959)がおすすめ。「QUOカード」やカード会社のギフトカードと比べると、利用店舗や用途は限られるが、「こども商品券」は大手百貨店やスーパーの玩具・文具、子供服売り場での買い物などに、「ジェフグルメカード」は大手ファミレスや商業施設、チェーン店での飲食に利用可能だ。どちらも年2回株主優待が実施されるので、年間2000円分を獲得できる。

 ちなみに、金券類でもっとも人気の高い「QUOカード」がもらえる4月の株主優待銘柄は、ファースト住建(8917)ベルグアース (1383)の2銘柄のみ。ただし、ファースト住建は1年間の継続保有が株主優待の獲得の条件。ベルグアースのほうは、1000円分の「QUOカード」を選ぶよりも、4000円相当のメロンや3000円相当のトマトジュースなどの商品のセット(株主優待品はいずれも前回実績)を選択したほうが、株主優待利回りが高くなる。ベルグアースは投資金額18万9000円で、「QUOカード」なら配当+株主優待利回りは1.06%だが、メロンを選べば2.65%までアップする。4月は「QUOカード」をあえて狙う必要はないかもしれない。

 最後に、2020年4月の権利確定日と権利付き最終売買日を確認しよう。4月末が権利日の銘柄は、2営業日前の27日(月)が最終売買日だ。なお、権利日が20日(月)が権利日のオリバー(7959)の場合は、16日(木)が最終売買日となる。また、トーエル(3361)フリービット(3843)のように、株主優待の獲得には複数単元が必要な銘柄もある。最終売買日と必要な単元数をしっかり確認したうえで、気になる銘柄は最終売買日までに必ず購入しておこう!

(構成・文/肥後紀子)

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