【7月の株主優待の内容と利回りを調査(2021年版)】
ラーメンの丸千代山岡家、稲葉製作所など人気銘柄の
ほか、新設される優待、高利回りの記念優待も紹介!

2021年7月14日公開(2021年7月18日更新)
ザイ・オンライン編集部

◆1月~12月までのお得な株主優待の内容はココでチェック!◆

2019年7月に権利が確定する株主優待の中から
注目すべきお得な銘柄&株主優待内容を徹底調査!

 7月の株主優待は約30銘柄で、一言で言うと少数精鋭! 自社商品詰め合わせが人気のダイドーグループホールディングス(2590)や、約2.6kgの精肉商品がもらえるジャパンミート(3539、「肉のハナマサ」を展開)、また、配当+株主優待利回り3%超の「QUOカード」がもらえる株主優待株もあるので、要チェックだ! なお、7月16日の約定分から株式の受け渡しにかかる日にちが短縮されるため、権利付き最終売買日がこれまでより1日遅くなる(権利確定日は変更なし)。7月以降、慣れるまでは最終売買日の確認を特に慎重に!

株主優待利回り10%超のアクセサリーがもらえるクロスフォー、
毎年異なる地域の特産品が人気の稲葉製作所など注目の4銘柄!

 まずは、自社商品や自社取扱い商品、地域特産品がもらえて注目度の高い4銘柄をピックアップする。

■自社商品や地域特産品がもらえる人気の4銘柄!
最低投資
金額
株主優待+
予想配当利回り
株主優待利回り 予想配当利回り 詳細情報
◆クロスフォー(7810) 【確定月】7月
3万2300円 14.02% 13.93% 0.09%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
100株以上で4500円相当、500株で1万円相当の自社製品(ダンシングストーンを使ったアクセサリー)
【備考】前回の株主優待ではデザインの種類が複数あり。6月19日に500株以上の優待区分を新設して優待内容を拡充
◆ダイドーグループホールディングス(2590) 【確定月】1月20日/7月20日
46万3500円 2.58% 1.29% 1.29%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
100株以上で3000円相当の自社グループ商品。ほかに、自社グループ商品の優待価格販売
【備考】前回1月の株主優待品は、缶コーヒー、清涼飲料、フルーツゼリーなど全25品
◆稲葉製作所(3421) 【確定月】1月/7月
14万3600円 2.51% 0.7% 1.81%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
1月は1000株以上で1000円分の図書カード。7月は、100株で1000円分の図書カード、300株以上で3000円相当の地域特産品・図書カードから1つを選択
【備考】前回の300株以上の株主優待品の選択肢は、福島銘菓セット、フルーツジャムセット、喜多方ラーメン、日本酒「奥の松」純米大吟醸、オリジナル図書カードの全5アイテム
◆ジャパンミート(3539)【確定月】7月
16万9200円 2.36% 1.18% 1.18%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
100株で2000円相当、500株で3000円相当、1000株で5000円相当、1万株以上で1万円相当の精肉関連商品
【備考】前回の100株保有時の株主優待品は、国産胸肉2kg、沖縄流香豚ばら肉薄切340g、沖縄流香豚切り落し340g(すべて冷凍)
※株主優待内容、最低投資額、利回りは6月13日終値時点

 100株を保有する場合、7月に1000円分の「オリジナル図書カード」がもらえる稲葉製作所(3421)だが、実は地域特産品がもらえる株主優待株としても好評だ。300株以上の保有が必要だが、毎年異なる地域の3000円相当の特産品を、複数の選択肢から1点選ぶことができる。たとえば、昨年は郡山配送センターがある福島県の特産品、一昨年は山口配送センターがある山口県、さらにその前年は富岡工場などがある群馬県と、自社に何らかの関わりがある地域から選ばれているのも面白い。

昨年7月の300株以上の優待品の選択肢は、オリジナル図書カードを含む全5種類。写真はその一部で、おなじみ「100人乗っても大丈夫」デザインの図書カードと、「柏屋福島銘菓セット」、喜多方ラーメン(イメージ)。昨年(2018年)7月の300株以上の優待品の選択肢は、オリジナル図書カードを含む全5種類。写真はその一部で、おなじみ「100人乗っても大丈夫」デザインの図書カードと、「柏屋福島銘菓セット」、喜多方ラーメン(イメージ)。
拡大画像表示

 稲葉製作所(3421)の必要投資額は、300株の場合は43万800円(6月13日終値で計算、以下同)だが、株主優待利回りが1000円分の「オリジナル図書カード」がもらえる100株保有時と変わらないのはありがたい。なお、地域特産品の株主優待は7月のみ。1月は1000株以上で1000円分の「オリジナル図書カード」がもらえる。

 2018年に株主優待を新設して、今回2度目の実施となるクロスフォー(7810)にも注目したい。最低投資額3万2300円で100株を保有すると4500円相当の自社アクセサリーがもらえて、配当+株主優待利回りはなんと14.02%という超高利回りに! また、2019年6月19日には「500株以上」の配布区分が新設されて、1万円相当の自社アクセサリーがもらえることになった。家族や恋人へのプレゼントにもよさそうだが、優待でもらえる商品は複数の種類があり、事前には選べない点は理解しておこう。

 ダイドーグループホールディングス(2590)ジャパンミート(3539)は、どちらももらえる優待品の「量」でも人気の高い銘柄だ。例えば、ダイドーグループホールディングス(2590)の前回の株主優待品は、缶コーヒーや清涼飲料、グループ会社の「たらみ」のフルーツゼリーなど全25品で、毎回ほぼ同様の量の自社関連商品が大きな箱で届く。一方のジャパンミート(3539)は、100株を保有する場合、国産の鶏胸肉2kg、沖縄流香豚ばら肉薄切340g、沖縄流香豚切り落し340gが、すべて冷凍の状態で届けられる。どちらも、飲食費の節約に大いに役立ちそうだ。

ラーメンの丸千代山岡家に焼鳥の鳥貴族、映画のスバル興業など
外食やレジャーで活用したい株主優待券の定番優待5銘柄!

 次に、外食系や買い物、レジャーなどで活用できる株主優待券のうち、定番人気のある5銘柄を見ていこう。

■外食や買い物に使える優待券の定番5銘柄!
最低投資
金額
株主優待+
予想配当利回り
株主優待利回り 予想配当利回り 詳細情報
◆丸千代山岡家(3399) 【確定月】1月/7月
16万7100円 3.83% 2.99% 0.84%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
①ラーメン優待券または②お米を、100株で①2枚②2kg、500株で①4枚②4kg、1000株以上で①6枚②6kg
【備考】優待券は全国のラーメン山岡家、極煮干し本舗、極味噌本舗で450円~1250円のラーメンに利用可。株主優待利回りは優待券1枚1250円で計算
◆バルニバービ(3418) 【確定月】1月/7月
12万200円 2.28% 1.66% 0.62%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
食事券を、100株で1000円分、200株で2000円分、600株以上で4000円分。200株以上では自社オリジナル商品の選択も可
【備考】株式分割に伴い、今回から株主優待内容を変更。食事券は、GARB、GOOD MORNING CAFEなどグループ各店で利用可。長期保有優遇制度もあり、200株以上を1年以上継続保有すると、保有株数と期間に応じてメンバーズカードを発行。そのほか、500株以上を対象に抽選会も実施
◆丸善CHIホールディングス(3159) 【確定月】7月
3万7200円 1.34% 1.34%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
100株で500円分、200株で1000円分、500株で2000円分、2000株で3000円分、3000株で4000円分、4000株で5000円分、5000株以上で6000円分の商品券
【備考】今回から一部、株主優待の内容を変更。また、丸善創業150周年を記念して抽選で150名にオリジナル商品が当たる記念株主優待を実施。商品券は丸善とジュンク堂書店で利用可
◆鳥貴族(3193) 【確定月】1月/7月
21万4600円 1.3% 0.93% 0.37%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
100株で1000円分、300株で3000円分、500株以上で5000円分の食事優待券
【備考】優待券は、全国の鳥貴族の各店舗で利用可
◆スバル興業(9632) 【確定月】7月
59万3000円 1.69%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
今回のみ、100株以上で1000円分、200株以上で1500円分、300株以上で2000円分のTOHOシネマズギフトカード
【備考】今回から株主優待の内容を変更、また次回からは株主優待は1月のみの実施となり、そのかわりに株主優待の額面は今回の2倍になる。長期保有優遇制度もあり、3年以上の継続保有でギフトカードの金額がそれぞれ500円分ずつ増額
※株主優待内容、最低投資額、利回りは6月13日終値時点

 4年前に株主優待を新設して、今やすっかり7月(&1月)の外食系の株主優待で、定番銘柄となったのが丸千代山岡家(3399)だ。100株で、1250円までのラーメンがどれでも1杯食べられる優待券を2枚(年間4枚)もらえて、配当+株主優待利回りは3.83%と、利回り的にも魅力が高い。優待券の代わりにお米も選べるので、近くに店舗がない人や「7月の株主優待でもお米が欲しい」という人にもおすすめだ。

 「GARB」や「GOOD MORNING CAFE」などの、お洒落な外食店で利用できる食事券がもらえるバルニバービ(3418)は、今年1月末に実施した1:2の株式分割に伴い、今回から株主優待の内容を変更。新たな基準での100株保有では、1000円分の食事券がもらえる。ただ、200株では2000円分の食事券がもらえるため、100株保有時と株主優待利回りが変わらず、200株以上なら食事券の代わりに自社オリジナル商品も選べて、長期保有優遇制度の対象にもなるなど、200株以上のほうがメリットは大きい。資金に余裕がある人は、どちらがいいのか検討してみる余地はあるかもしれない。
【※関連記事はこちら!】
⇒バルニバービ(3418)、株主優待の配布基準を変更! 株式分割(1株⇒2株)に伴う見直しで、自社の店舗で使える食事券をもらうための投資額が従来の半額に!

 今回から株主優待を一部「改悪」したのが丸善CHIホールディングス(3159)。全国の丸善とジュンク堂書店で使える商品券がもらえるが、100株ではこれまでの1000円分⇒500円分と半減。1000円分をもらうには200株が必要になった。500株以上の株主優待の内容には変更はない。また今回に限り、創業150周年を記念した抽選優待も併せて実施する。賞品は3万円相当の万年筆や携帯型書見台、トートバッグなどで、150名に当たるが、残念ながら欲しい商品を自分で指定することはできない。
【※関連記事はこちら!】
⇒丸善CHIホールディングス、記念株主優待の実施で、3万円の万年筆などオリジナル商品を贈呈! ただし、記念優待は応募者からの抽選で当選者は150名のみ!

 ところで、これまで1月と7月に、有楽町スバル座の上映作品を観られる株主優待を実施していたスバル興業(9632)は、今年秋のスバル座閉館予定に伴い、今回から株主優待の内容を変更。全国のTOHOシネマズで使える「TOHOシネマズギフトカード」がもらえるようになり、利便性が向上した。次回の株主優待からは年1回、1月のみの実施になるが、今回は経過措置として年1回でもらえる金額の半分、たとえば100株では1000円分の「TOHOシネマズギフトカード」がもらえる。次回1月からの株主優待の内容は、100株で2000円分、200株で3000円分、300株以上で4000円分の「TOHOシネマズギフトカード」となっている。
【※関連記事はこちら!】
⇒スバル興業(9632)が株主優待を改悪して、優待利回りが大幅に低下! 有楽町スバル座の閉館に伴い、優待品がTOHOシネマズのプリペイドカードに変更!

今回から優待内容を拡充したシーアールイー(3458)をはじめ、
配当+株主優待利回り3%超のQUOカード優待4銘柄を紹介!

 最後は、主要コンビニや一部の書店などで使えて便利な「QUOカード」がもらえる株主優待株の中から、配当+株主優待利回りが3%を超える4銘柄を紹介しよう。

■配当+株主優待利回りが3%超の金券優待4銘柄!
最低投資
金額
株主優待+
予想配当利回り
株主優待利回り 予想配当利回り 詳細情報
◆シーアールイー(3458)【確定月】1月/7月
9万9900円 3.6% 1.5% 2.1%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
100株以上で、1月は500円分、7月は1000円分のQUOカード
【備考】今回から7月分の株主優待の額面が2倍にアップ
◆ブラス(2424) 【確定月】7月
6万2500円 3.52% 1.6% 1.92%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
100株以上で1000円分のQUOカード。ほかに、自社店舗での披露宴で使える10万円分の割引券、株主向け特別優待食事会への招待
【備考】株主優待利回りはQUOカードで計算。割引券は、愛知、岐阜、三重、静岡、大阪のゲストハウス21施設で利用可能
◆Casa(7196) 【確定月】7月
10万5200円 3.42% 0.95% 2.47%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
100株で1000円分、500株で2000円分、1000株以上で3000円分のQUOカード
【備考】今回から保有株数に応じた株主優待を導入
◆不二電機工業(6654)【確定月】1月/7月
12万3300円 3.41% 0.81% 2.6%
最新株価チャートはこちら
【株主優待内容】
100株で500円分、500株以上で1000円分のQUOカード
【備考】長期保有優遇制度があり、3年以上の継続保有でQUOカードの金額がそれぞれ2倍に
※株主優待内容、最低投資額、利回りは6月13日終値時点

 シーアールイー(3458)は、今回から7月にもらえる「QUOカード」をこれまでの500円分⇒1000円分に拡充。年間でもらえる「QUOカード」の金額が1500円分にアップした。配当+株主優待利回りは3.6%と、取り上げた4銘柄の中では、わずかな差ではあるが最も高くなっている。
【※関連記事はこちら!】
⇒シーアールイー、QUOカードの株主優待を拡充して、優待利回り1.5倍に! 100株以上の株主に贈呈されるQUOカードの額面が年1000円⇒年1500円にアップ!

 また、Casa(7196)は今回から保有株数別の株主優待を導入して、500株なら2000円分、1000株以上なら3000円分の「QUOカード」がもらえるようになった。株主優待利回りは100株を保有した場合がもっとも高くなるが、配当狙いなどで複数単元を持っていた人にとっては、朗報と言えるだろう。
【※関連記事はこちら!】
⇒Casa(7196)、「QUOカード」の株主優待を変更! 従来は100株以上で一律1000円分がもらえていたが、今後は保有株数によって額面が2~3倍に増額される!

 「QUOカード」以外にも、株主優待で特典があるのがブラス(2424)で、自社施設で使える結婚披露宴の10万円分の割引券、さらに株主向け特別優待食事会への招待もある。結婚披露宴の割引券は、株主本人と二親等内の親族の利用が条件で、なかなかハードルが高いが、もしも利用できれば株主優待利回りはなんと96%に達する。ちなみに、株主向け特別優待食事会については、前回は愛知、静岡、大阪の自社店舗で、役員同席のもと有料で開催されている。

 最後に、2019年7月の株主優待の権利確定日と権利付き最終売買日も、忘れずに確認しておこう。冒頭でも触れたとおり、7月16日の約定分から「権利日の2営業日前が最終売買日」に変更される。そのため、7月末が権利日の銘柄は29日(月)が最終売買日となる。また、7月19日(金)が権利日のダイドーグループホールディングス(2590)は17日(水)が最終売買日になる。慣れないうちはウッカリ間違えてしまいそうだが、株主優待の権利を獲得しないうちに売却することがないよう、最終売買日と権利落ち日、そして必要単元数を必ず確認して、目当ての株主優待を確実に手に入れよう!

TOP