「前期と今期の2期連続で経常増益率が10%以上」「PBRは1倍以下」「時価総額は500億円以下」「最低購入額は10万円以下」など、5つの条件で抽出された、実力があってもまだまだ割安な注目の2銘柄を紹介!

ダイヤモンド・ザイでは、毎月5つの注目銘柄を紹介する「今月の株スクリーニング5」を掲載。フィスコの村瀬智一さんに、これから上昇する株の「5つのスクリーニング条件」を挙げてもらい、実際にそのスクリーニング条件で抽出された銘柄を、ランキング形式で紹介している。

ダイヤモンド・ザイでは、2期連続で2ケタ経常増益を見込み、かつPBRが低い銘柄を抽出してランキングを作成。ここではその中から、1位と2位に輝いた2銘柄をピックアップして紹介しよう! 

地味にスゴイ! 成長性の高い銘柄を割り出そう

 2017年3月期決算が通過し、改めて業績を再評価する形での物色が見られる。個人投資家の投資意欲の強さが目立つ状況だが、投資スタイルの変化も感じられる。

 従来は、決算発表の予定表を見ながら、当日の決算発表銘柄に照準を合わせて、発表と同時に値幅取り狙いの資金が集中、日替わりで対象銘柄を変えてくるため、次第に模様眺めムードが強まる傾向があった。

 ところが、今回は様子が違う。決算通過後、6月に入ってもまだ、業績評価の流れが継続している銘柄も少なくない。良好な需給状況の表れだろうが、さすがに過熱感も警戒されてくる。

 次第に出遅れや割安感を求めて銘柄を探すことになるなか、2期連続で2ケタ経常増益を見込み、なおかつ低PBRの銘柄を探ってみたい。欧米の政治リスクが高まり、円安期待も強まらないなかでの2ケタ増益予想は、企業の自信の表れとみる。

有望銘柄を割り出す「5つのスクリーニング条件」とは?

 上記の状況を踏まえたうえで、個人投資家でも狙えて、いまだに割安感がある日本株の「スクリーニング条件」を5つにまとめると以下のようになる。

【条件1】
本決算イベントを通過していること
⇒3月決算企業で決算発表をすませている株

 5月は3月決算企業の今期予想に最も注目が集まる時期。6~7月は決算発表前後の思惑買いによる株価変動が落ち着くときだ。

【条件2】
2期連続で稼ぐ見込みであること
⇒前期と今期予想で経常増益率が10%以上

 欧米の政治リスクなどが台頭する中で、前期に引き続き今期も2ケタ増益を見込んでいる株は、株価も上昇が大いに期待できる。

【条件3】
機関投資家が買いにくいこと
⇒時価総額が500億円以下

 好業績な銘柄でも時価総額が小さければ、機関投資家は手を出しづらい。こうした銘柄こそ個人投資家が狙うべきだ。

【条件4】
個人投資家が買いやすいこと
⇒最低購入代金が10万円以下

 1日の約定代金が10万円以下なら、そのぶん売買手数料は安くすみ、個人が買いやすい。複数の銘柄を買えばリスク分散にも。

【条件5】
いまだに割安に放置されていること
⇒PBRが1倍以下

 好業績なのにPBRが1倍以下の銘柄は、「業種や業態が地味」などの理由で株価が上がっていないケースが多く、チャンスといえる。

「2期連続で稼ぐ見込み」が特に高い2銘柄を紹介!

 さて、ダイヤモンド・ザイ8月号では、ここで紹介した5つのスクリーニング条件にあてはまった銘柄のなかから、【条件2】で挙げた「前期と今期予想の経常増益率」が高い順にランキングを作成している。ここではそのうちの1位と2位の銘柄を紹介しよう。

 まず、1位となったのは「マナック(4364)」。臭素化・ヨウ素化技術を用いた高次化合物に強みを持つ企業。「東ソー」が筆頭株主。樹脂に添加する難燃剤や医薬中間体、人工透析用液剤などを手掛ける。

 難燃剤事業では、IT産業関連製品及びデジタル家電製品に使用されるプラスチック用難燃剤の需要が回復。ヘルスサポート事業は、人工透析用液剤の原料が安定した国内需要を維持しているほか、建築材料用途の難燃剤も増加している。

 続いて第2位は「キーウェアソリューションズ(3799)」。社会インフラを支える情報システムを提供。医療ICTでは、各種検査システム、院内感染対策システム、医療安全管理など自社製品を取り揃え、そのほかにRIS(放射線情報システム)や生理検査なども提供。

 農業ICTでは、熟練農業者の技能の可視化と技能継承の支援および、地域の強い産地の仕組みづくりを支援するクラウドサービスを提供。金融系、通信系が堅調に推移している。

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