スカイツリーとLCCで得した京成電鉄(9009)
株価の右肩上がりトレンドは今後も続くか大研究第1四半期経常利益の前年同期比伸び率は関東大手でトップ

【第27回】2012年8月20日公開(2013年2月6日更新)
ザイ・オンライン編集部

株価は05年11月の高値を超えるか?

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの好業績は京成電鉄に大きく貢献

 京成電鉄が約20%の株式を握る持分法適用会社、オリエンタルランド(%%%4661%%%)の存在も忘れてはならない。

 「オリエンタルランドは過去最高益を更新するなど業績が絶好調。京成電鉄の持分法投資利益の拡大につながります」(小川さん)。

 スカイツリー、LCC、そしてオリエンタルランドと、脚光を浴びているトレンドスポットやトピックをほとんど一人占めしている京成電鉄だが、そのおかげで株価は絶好調。昨年11月25日の株価を100とした場合、8月15日時点で45%もの上昇を記録。これは関東私鉄大手7社にJR東日本を加えた8社中、最も高い伸び率となった。

2011年11月25日の終値を100として12年8月15日までの160日営業日の株価の増減率を調査 グラフは煩雑になるため京成を含む4社のみで描画した

 今後の焦点は、2005年11月8日に記録した861円の高値を超えていくかだが、この点について小川さんは可能性としては高いと考える。

 「スカイツリーやLCC、さらにはオリエンタルランドの貢献もあり、今期業績は上振れる可能性が高いと思われます。会社側では今期営業利益を前期比7%増・214億円と見込んでいますが保守的な印象で、マーケットでは220~230億円前後になるのではとみています」

 また、ひところよりは鎮静化したものの円高への警戒感はまだ衰えていないため外需関連よりは内需、それも業績に安定感のある内需関連株に注目が集まりやすい状況だと小川さん。こちらも京成電鉄の株価への追い風になっている。

2002年8月~2012年8月・月足 ※2012年8月は17日時点 チャート提供:株マップ.com

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