LCC就航で鉄道はもちろんバスでも恩恵を受ける
今年はLCC元年。ジェットスター・ジャパンやエアアジア・ジャパン、ピーチ・アビエーションといったLCC各社が国内に参入して話題となっている。ザイ・オンラインでもさまざまな関連記事(「国内はもちろん、アジアへ1万円以下もザラ! 夏休みはLCCで激安旅行だ!」など)を掲載してきたが、フィスコの小川さんは、そうしたLCCの就航も京成電鉄の業績、特に主要収益源である鉄道事業に大きく貢献したと説く。
「ジェットスター・ジャパンやエアアジア・ジャパンが成田空港を拠点とすることから、同空港への利用客は震災の影響で激減した2011年から回復傾向にあり、結果としてスカイライナーの利用が好調に推移しています」
先の第1四半期経常利益の伸び率グラフに見るように、昨年の震災の反動による鉄道収入の増加は首都圏の鉄道各社に共通する点だと、小川さん。ただ、京成電鉄にとって有利となる「成田の利用客増加による恩恵はかなり大きい」。
東京シャトル 東京駅の乗り場は駅からやや離れたところにあるのが難点
なお、京成バスでは7月3日より、東京駅から成田空港までを乗車1か月前の予約の場合1000円(2012年9月30日までは800円)で乗れる高速バス、東京シャトルの運行を開始している。直接のライバルとなるリムジンバスの同路線の価格が3000円だから、まさに「バスのLCC」といえそうだ。
それにしても、先の墨田区循環バスといい東京シャトルといい、環境好転をビジネスにすぐに結び付ける機敏さはかなりのもの。実際の収益という点ではまだ見えない部分はあろうが、話題性という点では株価に確実に好影響を与えている。



