アップル株はなぜ上がっている?
アップルの株価が新高値をつけている理由は、「9月12日ごろにiPhone5(と呼ばれている新機種)が発表される」という観測があるからです。
この噂を裏付ける根拠として、米国のアップルストアでは8月12日から新製品発表を控えた在庫処分の目的で、旧製品(現行製品)のiPhone4Sが50ドル値引きされ、$149.99で売られていることがあります。
また、7月25日に発表された同社の第2四半期決算では、iPhoneの売り上げが市場予想2900万台に対して実績2600万台と予想を下回りました。新製品発売を予期した消費者が、買い控えをしたのがその原因です。
前回の新製品発表(iPhone4S)が全面的なリニューアルではなく、部分的なアップグレードにとどまったこともあり、「5」に対しては巨大な買い替え需要が積み上がっていると言われています。このことも投資家の事前の期待が高まっている一因です。
ちなみにアップルの第2四半期決算は、EPSが予想の$10.37に対して結果が$9.32、売上高も予想の374.3億ドルに対して結果が350億ドルと、業績的にはいずれも大きく期待を裏切るものでした。

同社の決算がこれほど大きく予想を下回るのは、珍しいことです。
さらに第3四半期の売上高に関する会社側予想の340億ドルという数字は、普段にも増して控え目でした。これはiPhone5発売前の買い控えを考慮に入れているからだと思います。
つまり現在のアップルの株価は、業績を手掛かりに買われているのではなく、ひとえに新製品発表に対する期待から買われているのです。
投資家の非常に高い期待のもとで高値を更新しているアップル株ですが、リスクもあります。



