【今回のまとめ】
1.先週の米国株式市場は堅調だった
2.市場は閑散としている
3.ボラティリティの低下局面では相場は上がりやすい
4.中国経済の鈍化は今後のリスク要因
5.相場は一服する局面かもしれないが、強気を堅持すること
NY市場は5週連続高、過去最高値が射程距離に
先週(8月6日~10日)のニューヨーク市場の動きを見ると、S&P500指数が+1.1%、ダウ工業株価平均指数が+0.85%、ナスダック総合指数が+1.78%といずれも堅調でした。
S&P500指数は過去5週間連続した高かったことになります。なお最近の米国株式市場の出来高は極めて低調で、市場は閑散としています。
最近の相場に特徴的なことは、これまで投資家が避難先として好んできた公共株やヘルスケアの人気に陰りが見えており、逆に景気回復局面で選好されることが多い素材や市況関連株がよい値動きを見せている点です。

これは米国の投資家がリスクを積極的に取り始めていることの表れだと思います。
なおS&P500指数(1405.87)は、2007年につけた過去最高値にあと10%ほどに迫っています。またダウ工業株価平均指数(13207.95)も2007年10月の過去最高値にあと7%です。つまり過去の最高値が射程距離に入ってきつつあるわけです。
ニュースがないことは、よいことだ!
先週のマーケットでは特に投資家に好感されるようなニュースはありませんでした。むしろ欧州が夏休みに入ったので、ギリシャ危機をはじめとする懸念材料が聞こえて来なくなったことが、束の間の平穏を市場にもたらしたている理由だと言えます。
このような状況を反映して市場のボラティリティ(=相場のブレ)は低下しています。

一般に、市場のボラティリティが漸減している局面では、株価はフラフラと上昇しやすいです。



