コスト削減能力は向上 株価は回復基調に
一方で、CASK(注)は7.69円と前年同期比10.1%の低下を見せており、コスト競争力は改善しています。燃油費を除いたベースのCASKも前年同期比12.7%の改善を見せています。
加えて、収益性が高く航空会社から引き合いが多い羽田発着枠も4枠確保し、13年3月から稼働します。国際線に至っても成田―NY路線での稼働も予定しており、コスト削減と供給能力拡大による旅客取り込みが進むと見込まれます。

今後は、コスト削減や収益性の高い路線確保により、新規航空会社による採算悪化の影響は徐々に縮小することが予想されます。事実、株価は新規航空会社の影響を相当程度織り込んでか、今年8月から回復基調にあります。
(注)CASK=Costs per Available Seat Kilometre(有効座席キロ当りコスト)。総コストをASK(提供座席と運航距離の積)で割った値。座席は売れなくても在庫として再販できないため特性を持つので、空運会社が経営効率を調べるために導入した指標。小さいほどコストが低い。ちなみに日本航空(%%%9201%%%)、全日本空輸(%%%9202%%%)で14~15円程度、LCCはその半分程度の水準。



