このほか、「おやつ代ぐらい保護者が負担したらいい。もしくは各自が持参するとか」というコメントもあるが、これも参考記事の「(保護者側が)『廃止するなら子供がおやつを持っていけるようにしてほしい』との要望も出したが、区側は『すくすくスクールは学校施設を使っている。学校におやつを持っていくことになるので認められない』」の部分を読んでいないと思われる。
「おやつって、お菓子なら反対だが、おにぎり、フルーツくらいなら許せる」というコメントもあるが、参考記事では「補食は、学童クラブ時代のおやつを制度変更したもので、希望者におにぎりなどを出している」とあり、前出の「すくすくスクール」担当者に確認したところ、学童クラブ当時はポテトチップスやチョコレートなどの菓子を出すこともあったが、現在はおにぎりなどの炭水化物がメインという。
「廃止すべきではない」派のコメントには、「廃止すべき」派の誤解を指摘するコメントが並ぶ。一部、確かに「おやつをどういう理由で支給したか、その存在意義がなくなっていたら廃止した方がよい。今の世の中では過食の弊害が大きいと思うので、廃止賛成。保護者が継続希望なら、PTA会費、寄付などで継続の方法もあると思います」などの冷静な「廃止派」の意見もある。
しかし、本来ならば、「他に削るべきコストはないのか」「そもそもなぜ児童に『補食』が必要とされてきたのか」といった議論がされるべきところ、意識調査のタイトルだけを読んで「一部の親が税金を使って子どもに『おやつ』を食べさせようとしている」と憤る人がいることは残念としか言いようがない。これが長く続く不況による影響なのかとも感じる。
教育格差への懸念
「子育ては地域で」は建前なのか
参考記事によると、江戸川区は補食廃止の理由として、財政削減効果のほかに、「補食によってカロリーの過剰摂取になる」「食物アレルギーのある児童が増え管理が大変」「補食を希望しながら食べない児童もあり、食材が無駄になる」ことを挙げているという。実際、「補食の内容が炭水化物メインに変わってからは、補食を取りたがらない児童も増えた」(『すくすくスクール』担当者)そうだ。



