「相場見通し」も、ネット証券からチェックできる
株取引で利益を上げるには、個別銘柄に関する情報がもちろん重要だが、相場全体の見通しを知っておくことも欠かせない。そこで利用したいのが、ネット証券の「相場見通し」のコンテンツ。多くの場合、1週間の見通しなら金曜日の夕方以降か月曜日の朝に、また、1カ月の見通しなら前月末や月初に所定のコーナーなどに掲載される。1日単位で、毎朝その日の相場見通しを出しているネット証券もある【表2】。
| 【表2】ネット証券の「相場見通しがわかるコンテンツ」の例 |
| 証券会社名 | 名称 | スタイル | 内容 | ログイン | 備考 |
| SMBC日興証券 | 株式投資戦略 | 動画 | 月の初めに、金融事情の分析と見通しを解説 | ログイン前はダイジェスト版 | 完全版は約30分 |
| テクニカル・クオンツ・ストラテジーレポート(「投資情報」リサーチレポート内) | PDF | SMBC日興証券が発行している中長期見通しや業績見通しのレポートをPDFで配信 | 必要 | レポート発行日の3営業日後に配信 | |
| SBI証券 | 鈴木の「月イチ相場見通し」(SBIアナリストレポート、「投資を学ぶ」内) | 動画 | 毎月第2営業日18時頃に、その月の相場見通しを解説 | 不要 | 約20分前後。他に、日々の相場を解説するレポートも配信 |
| 国内週刊展望(「マーケットコメント」内) | テキスト | 金曜の夜に翌週の主な経済指標の発表情報や相場見通しを掲載 | 不要 | 提供元はモーニングスター | |
| 岡三オンライン証券 | 伊藤嘉洋の週間株式相場見通し(「投資情報」内) | PDF | 毎週金曜日に、その週のまとめと翌週の相場見通し、主な指標の発表予定などを掲載 | 不要 | 他に「岡三グローバルウィークリー」の中でも、日本株の相場見通しを解説(会員限定) |
| カブドットコム証券 | マーケット最前線(「投資情報室」内) | テキスト | 金曜の夜に翌週の相場見通しを解説 | 必要 | 相場見通し以外に、外資系証券会社の売買動向、経済ニュースの解説なども |
| 今月の投資情報(投資情報「他レポート」内) | PDF | 毎月初めに、日本株をはじめとする各市場の見通しを解説 | 必要 | 提供元は三菱UFJ投信 | |
| マネックス証券 | 月刊マーケットの歩き方(「マネックスTV」内) | 動画 | 毎月1回、主要指標を定点観測しつつ、今後の株価・為替動向などを解説 | 不要 | 時間は10~15分程度。2人で会話するスタイルで構成されているため、わかりやすい |
| ウィークリー・データ・ウォッチ(投資情報「アナリストレポート」内) | PDF | 毎週月曜日に、相場の見通しと世界経済などの注目ポイントについて解説 | 必要 | 提供元はJ.P.モルガン証券 | |
| 楽天証券 | 今中能夫「楽天証券投資Weekly」(マーケット「レポート・コラム」内) | テキスト | 毎週金曜日に、1週間の動きを振り返りながら、今後の相場についても解説 | 不要 | メインは今週1週間のまとめ。翌週公表される主な経済指標なども掲載 |
| 来週の相場見通し(マーケットアロー) | メール | 毎週金曜日16時半頃に、指定のアドレスにメールで相場見通しを配信 | 必要 | 情報提供元はフィスコ。他に、オープニングコメントやランチコメントなどのメール配信も選択可 |
| ※3月25日時点の情報 |
相場全体の方向性に加えて、その週やその月に発表される主な経済指標の一覧などが掲載されている場合も多く、読んでおけばいつ、あるいは何に注意して取引すればよいのか事前に確認しておくことができる。
こちらは、ログインが必要になるコンテンツも多いが、SBI証券の「国内週間展望」や岡三オンライン証券の「伊藤嘉洋の週間株式相場見通し」などは、ログイン前の状態でも閲覧でき、翌週発表の主な経済指標の一覧も確認可能だ【表2】。
SBI証券のサイトで見られる「国内週間展望」の画面の一部。注目材料と週間タイムテーブル(主要指標の発表予定など)が下に続く。
また、SMBC日興証券やマネックス証券などでは「相場見通し」についても動画コンテンツを用意している。いずれも1カ月単位の見通しなので、時期によっては若干情報が古くはなるが、アナリストがどのように相場を見ているのか詳しく解説を聞けるのは、初心者はもちろん初中級者以上にとっても意味があるだろう。
逆に、できるだけスピーディに「相場見通し」を確認しておきたいという人にお勧めなのが、楽天証券のメール配信サービス「マーケットアロー」の「来週の相場見通し」。毎週金曜日の夕方になると、指定したアドレスに相場見通しのメールが届くのでわざわざネット証券のサイトを開く必要がない。
最後に注意しておきたいのが、掲載されたコンテンツの「鮮度」。「相場見通し」は古いものを読みに行く人はいないだろうが、「連載」のような形でコンテンツを蓄積している場合には、掲載時期の古い情報の可能性もあり、現状と合わなくなっていることもあり得る。読み物や動画のコンテンツを利用する際には、公開日を確認してから閲覧すると安心だ。
(構成・文/肥後紀子)



