住宅ローン借り換え比較ランキング[2019年]
2017年6月15日公開(2018年4月2日更新)
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ザイ・オンライン編集部

住宅ローン金利の最新動向チェック!【2016年8月】
国債金利下落を受けて、住宅ローンは過去最低水準
競争が激しい「10年固定」は0.4%を下回る!
住宅ローンアドバイザー 淡河範明

 2016年8月の住宅ローンの金利は、過去最低をなお更新中だ! 主要金融機関の「変動」「5年固定」「10年固定」「35年固定」の住宅ローン金利の最新動向(借り換え)について、住宅ローンアドバイザー・淡河範明(おごう のりあき)さんが解説! 金融機関が提示する「表面金利」だけでなく、諸費用などを盛り込んだ「実質金利」で比較することで、最新&本当の住宅ローン市場の姿を丸裸にする!(ザイ・オンライン編集部)

住宅ローン金利は過去最低水準を更新

 日本の住宅ローンの金利は、長期固定型を中心に、過去最低水準を更新しました。

 英国のEU離脱、中国経済の減退懸念、中東情勢不安、IS(イスラム国)や北朝鮮などの安全への脅威など、世界経済への先行き懸念を抱かせる問題が増大しているため、安全資産としての日本国債への資金流入が続いています。日本国債の価格が上昇したため、長期固定金利が下落し、住宅ローン金利も下落しました。

 ただ、7月29日に日銀が追加緩和政策を発表して以降、緩和策に限界があるのではないかとの思惑から、10年国債を中心に金利がやや上昇しました。10年国債の金利上昇は、大半の金融機関が住宅ローン金利を発表した後なので、8月の住宅ローン金利についてはほとんど影響がありませんでした。来月以降に注目です。

変動金利(借り換え)は7月とほぼ同じ

 変動金利(借り換え)は、7月に続いてほとんどの金融機関が金利を変更しませんでした。

 それなのに、楽天銀行は「表面金利」を0.003%引き下げて0.510%としており、その結果、諸費用などを加味した「実質金利」も0.002%下がって、0.574%になりました。実質金利ランキング1位の楽天銀行の金利は、一体、どこまで下がるのでしょうか。

 一方で、表面金利の最低金利は新生銀行の0.4%です。新生銀行は7月からのキャンペーンにより、表面金利が他の金融機関よりも約0.1%も低くなっており、さらに諸費用についても融資手数料5万4000円、保証料0円とかなり安い設定です。

 しかし、新生銀行の実質金利は0.952%と、楽天銀行に0.378%もの差をつけられています。これはひとえに金利優遇制度の違いによるものです。

 新生銀行の金利優遇制度は、期間と残高によって変化するというやや特殊なものです。借り入れ当初の変動金利は0.4%と非常に低いですが、当初の約6カ月が過ぎると、金利情勢が変わらなくても、金利は0.95%になります。

 また、返済が終盤に差し掛かり、借入残高が500万円未満となったら、金利情勢が現在と変わらなくても、1.35%となります。複雑な制度になっている結果として、実質金利ランキングでは14位という評価になりました。

【2016年8月最新版】競争が激しく、過去最低水準の低金利!
◆「変動金利」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)変動金利>
0.574% 0.510% 0円 32.4万円
2位 ◆ARUHI <MR.住宅ローンREAL 変動金利>
⇒公式サイトはこちら!
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
2位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
2位 住信SBIネット銀行 <当初引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
※表面金利が1位の住宅ローン(変動金利)

◆新生銀行 <変動金利(半年型)タイプ キャンペーン>
⇒公式サイトはこちら!
実質金利14位
0.952%
表面金利1位
0.400%
0円 10.8万円
>>「変動」住宅ローン金利ランキングはこちら!

5年固定(借り換え)は引き下げ余地がほとんどない

 5年固定(借り換え)についても、7月から8月にかけて変化はありません。過去の住宅ローンの表面金利で最も低かったのは2年固定、3年固定で0.3%というものがありました。現在、5年固定も0.35%まで下がったことから、今後、これ以上の引き下げ余地はほとんどないと考えられます。

 固定期間が7年までの住宅ローンの実質金利を計算すると、たいたい楽天銀行にトップになっています。

 

【2016年8月最新版】10年固定金利のほうが安く、存在感は薄い
◆「5年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)5年固定>
0.632% 0.723% 0円 32.4万円
2位 ◆みずほ銀行 <最後まで変わらずおトク!(ネット) 5年固定>
0.737% 0.625% 借入額×2.06% ※1 3.24万円
3位 ◆イオン銀行 <金利プラン(定率型)5年固定>
⇒公式サイトはこちら!
0.763% 0.800% 0円 借入額×2.16%
※表面金利が1位の住宅ローン(5年固定)

三井住友信託銀行 <当初期間金利引き下げ 5年固定>
実質金利4位
0.788%
表面金利1位
0.350%
0円 10.8万円

10年固定(借り換え)はさらに引き下げ

 10 年固定(借り換え)については、りそな銀行の「WEB限定借り換えローン(当初型)」や、三井住友信託銀行の「当初期間金利引下げ」が、表面金利を0.4%から0.35%に引き下げました。7月に引き続き、実質金利ではりそな銀行の「WEB限定借り換えローン」が断トツトップです。

 りそな銀行の「WEB限定借り換えローン(当初型)」は、固定金利期間終了までの金利優遇幅が2.5%と非常に高いだけでなく、固定金利期間終了後の金利優遇幅も1.906%とライバル金融機関に比べて、非常に有利になっています。発表当初は、りそな銀行の金利設定ミスかとも思いましたが、何カ月も変更しないところを見ると、意図的に金利を安くしていると推測されます。

 コスト面での圧倒的なパフォーマンスは、契約者にとって大変魅力的ではありますが、銀行にとっては、これからの金利動向次第では、採算が取れずにお荷物になってしまう可能性があります。この住宅ローンは他の金融機関との競争という観点だけでなく、将来の金利の変動の読みにおいても、銀行の将来をかけた「勝負商品」なのでしょう。

 

【2016年8月最新版】競争激化で5年固定よりも金利が低い商品も!
◆「10年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆りそな銀行 <WEB限定借換ローン(当初型)10年固定>
0.594% 0.350% 0円 借入額×2.16%+3.24万円
2位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)10年固定>
0.731% 0.820% 借入額×2.06% ※1 3.24万円
3位 ◆みずほ銀行 <最後まで変わらずおトク!(ネット) 10年固定>
0.743% 0.625% 借入額×2.06% ※1 借入額×2.16%
※表面金利が1位の住宅ローン(10年固定)

◆三井住友信託銀行 <当初期間金利引下げ 10年固定>

0.841%
表面金利同率1位
0.350%
借入額×2.06% ※1 3.24万円
>>「10年固定」住宅ローン金利ランキングはこちら!

35年固定(借り換え)の表面金利は0.90%に引き下げ

 35年固定金利の住宅ローン(借り換え)は、フラット35などを初め、7月よりも小幅ながら金利を下げました。フラット35の最低金利は0.03%下がり、0.90%となりました。他のいくつかの銀行もわずかに金利を下げました。

 実質金利で1位となったのは、ソニー銀行です。ソニー銀行の表面金利は1.004%、実質金利は1.013%と、1%に肉薄しており、是非利用を推奨したい水準ですが、ネット銀行であるため審査がやや厳しい傾向があります。

 また、申込から融資実行まで通常は45日ですが、現在は申し込みが殺到していてもっと時間がかかる可能性が高くなっています。金利が安いというだけでは選択できないことがあるのを知っておいてください。

 

【2016年8月最新版】低金利の今が、長期金利への借り換えチャンス!
◆「35年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆ソニー銀行 <住宅ローン 20年超>
1.013% 1.004% 0円 4.32万円
2位 ◆三菱UFJ銀行 <ずーっと固定金利コース 35年固定>
1.083% 0.950% 借入額×2.06% ※1 3.24万円
3位 住信SBIネット銀行 <当初引下げプラン 35年固定>
1.284% 1.150% 0円 借入額×2.16%
※表面金利が1位の住宅ローン(変動金利)

◆優良住宅ローン <フラット35 20年超>
実質金利5位
1.310%
表面金利同率1位
0.900%
0円 19.8万円
>>「35年固定」住宅ローン金利(借り換え)ランキングはこちら!
※実質金利は、借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。固定期間終了後は変動金利を選択(現在の水準が継続と仮定)。実質金利の計算法はこちら諸費用は、事務手数料等、保証料、団体信用生命保険料(フラット35のみ対象。融資残高×0.358%を毎年支払う)とする。主要15金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各金融機関の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の協力で作成。※1 返済期間35年の場合

※前月の金利動向
【7月の金利動向】英国のユーロ離脱を引き金に、底が見えない金利低下、はこちら>>
※翌月の金利動向
【9月の金利動向】10年固定金利、35年固定金利を中心にやや上昇、はこちら>>

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