超金融緩和でダブついたカネが怪しげな企業に流れ込む。フェイクな奴らがバブル再来を謳歌する一方、貧困層は増大し経済格差は広がるばかり。そんなゆがんだ現状に鉄槌を下す痛快経済小説『特捜投資家』が誕生。その本文を特別公開! ジャーナリストの有馬は凄腕投資家・城隆一郎と口論していた冴えない中年男を尾行する。その人物・兵頭圭吾の抱える苦悩とは?
続きを読む「ヒモ夫」と呼ばれる
冴えない中年男には、
上戸彩似の妻さえ知らない
秘めたる野望があった
『特捜投資家』第2章─逆張りの男(2)