大手住宅メーカーである積水ハウスの和田勇前会長兼CEO(最高経営責任者)らは2月中旬、同社の経営陣刷新を求める株主提案を行った。自身を含む11人の取締役候補の一括選任を4月の定時株主総会で求めるものだ。他の株主からすれば、株主提案によって業績や株価が上がるか否かが通常の関心どころ。和田氏らは「ガバナンス不全」を指摘し、ガバナンスを強固にすることを目的としており、儲けを確信する判断材料としては弱い。ただ、近年は年金基金などを中心にESG(環境、社会、ガバナンス)の観点で投資先を選ぶ機関投資家が増えている。その観点を第一としたときに、堅調な業績を出している現経営陣、ガバナンス不全を訴える株主提案側のどちらを支持するか――。和田氏に加えて、株主提案側の取締役候補に名を連ねた勝呂文康取締役専務執行役員(現職)、マネーロンダリングに詳しいクリストファー・ダグラス・ブレディ氏とESGの専門家であるパメラ・フェネル・ジェイコブズ氏がダイヤモンド編集部の単独インタビューに応じた。
続きを読む積水ハウス取締役ポスト争奪、「ESG銘柄のガバナンス不全」に投資家動く
和田勇・積水ハウス前会長兼CEOらインタビュー【後編】
特集
最新記事
ニュースな本
「わたしたちを総称する言葉ってなんだろう?」日本人学生が気づいた“多様性の本質”とは
CAR and DRIVER 注目カー・ファイル
ボルボ・XC90、実にハンサムだ…!高価格帯なのに「オーナー年齢層が若い」納得の理由【試乗記】
ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2025
「人気ゼロ株がまさかの大勝利!?」2年連続受賞ファンドの“将来の主役銘柄”発掘法
エコカー大戦争!
ローソン駐車場「有料車中泊」の理想と現実…クルマでのお手軽!?宿泊の課題を車中泊経験者の筆者が徹底分析
続・続朝ドライフ
史実では海外出版も!なのに嵩は“売れない漫画家”のまま…なぜ?【あんぱん第98回】