“父殺し”もいとわぬ二男、武雄を返り討ちにし、ロッテグループから「追放」
ロッテを奪われた男・重光武雄~なぜ事業承継に失敗したのか(6)
「お前にロッテを経営する才能はない」と二男・昭夫に引導を渡した重光武雄。その5日前には、後継者の長男・宏之の追放を仕掛けた日本のロッテホールディングスの社長と専務にもクビ宣告しており、これでクーデターは失敗に終わり、ロッテに再び平和が訪れるはずだった。だが、先の社長と専務、そして昭夫は武雄の命令に従わず、公然と反旗を翻した。怒った武雄は日本のロッテ本社に直接乗り込み、“反乱軍”を一度は鎮圧するものの、結局は彼らの返り討ちに遭い、ついにはロッテグループから追放されてしまうのだった。
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