近年、導入の是非が議論となっている「選択的夫婦別姓」。じつは、日本の歴史のなかで「夫婦同姓」は比較的新しい常識だ。源頼朝の妻が北条政子であるように、夫婦が別の姓を名乗るのが当たり前だった。それ以前に、庶民は名字を名乗ることもなかった。 東京大学史料編纂所教授の本郷和人氏が監修する『東大教授がおしえる やばい日本史』『東大教授がおしえる さらに!やばい日本史』では、このような現在の価値観からすると「びっくり」な話を多数紹介している。今回の記事では、本郷氏に「昔のびっくり常識」ベスト3をセレクトしてもらった。(取材・構成/小川晶子、写真/梅沢香織)
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