16業界にわたる特集『選別開始!倒産危険度ランキング2022』の各記事の中で、紙・パルプ業界は2番目に反響が大きかった。石炭など原燃料価格の高騰で、各社の収益は急激に悪化。値上げを繰り返すが、生産コストの上昇に追い付けない。今回は、倒産危険度で「危険水域」と診断された13社を含む、紙・パルプ関連の全24社を対象に、「インフレ×過剰債務で危ない会社ランキング」を作成。インフレによる費用増や過剰債務に伴う負担で、経営がどこまで厳しくなるかを試算した。財務的な安全性もチェック。五つの評価軸で総合的に採点した、完全版ランキングの位置付けである。ワースト上位には、財閥系や業界トップクラスのメーカーが名を連ねた。
続きを読む