清水理裕
#2
インフレに伴う節約志向の広がりと「最低賃金1500円」に向けた賃上げ圧力が、小売業界を追い詰めている。人件費増と価格競争の板挟みに陥り、利益を削り取られる企業が後を絶たない。そこでダイヤモンド編集部は、小売業界の倒産危険度ランキングを検証。“危険水域”にランクインした23社の顔触れを明らかにする。

#10
将来の「一獲千金」を夢見てスタートアップに入る若者は多い。だが、成長投資を優先するため、上場企業であっても「薄給」にとどまるケースが目立つ。そこで、上場スタートアップを対象に低年収ランキングを作成したところ、年収400万円未満の企業は26社に上った。全100社のランキングを紹介する。

この10年でペット用紙おむつ市場は5倍に拡大し、その9割をユニ・チャームが握るまでになった。前回記事では、「おむつ」を「マナーウェア(洋服)」へと発想転換し、市場そのものをつくり変えたマーケティングの舞台裏を追った。では、なぜそのポジションを他社が崩せないのか。前編に続き今回は、胴回り1センチ刻みの採寸、1サイズで型紙200種類超、試作1000枚超という泥くさい試行錯誤を、十数年にわたって積み重ねてきた開発の現場に迫る。

#9
スタートアップには「やりがい」や「成長機会」を求めて飛び込む若者が多い。しかし、優秀な人材をつなぎ留めるためには「好待遇」も欠かせない。そこで、上場スタートアップを対象に高年収ランキングを作成したところ、年収1000万円を超える企業は22社に上った。全100社のランキングを紹介する。

この10年で、ペット用紙おむつ市場は5倍に拡大した。その市場で9割という圧倒的なシェアを握るのがユニ・チャームだ。躍進の起点は、老犬の介護用品だった「おむつ」を、お出かけ時の「マナーウェア」へと呼び替えた発想の転換にある。これにより、若く健康な犬という新たな需要を創出することに成功した。このヒットを生んだイメージチェンジの舞台裏と、営業・開発・マーケティングが一丸となった普及作戦の軌跡を追う。

#8
上場時の調達資金で成長を目指すのが目的ではなく、上場で創業者やベンチャーキャピタルが資金回収を図るのが主目的――。こういった新規公開は「上場ゴール」と呼ばれ投資家から批判されている。2015年8月以降に上場したスタートアップを調査したところ、上場時初値と比べ株価が5割以上下落している企業は189社。このうち9割超下落したのは10社に上った。

紙・パルプ業界は悪材料に事欠かない。新聞の発行部数激減に、書籍・雑誌やコピー用紙といった印刷・情報用紙の減少。これまで堅調だった段ボール資材の需要も崩れた上、今後は炭素賦課金という“2028年問題”が襲い掛かる。ダイヤモンド編集部は、紙・パルプ各社の倒産危険度ランキングを作成。“危険水域”にランクインした8社の顔触れを明らかにする。

#2
住友グループの名門ガラスメーカー、日本板硝子が苦境にある。約20年前の巨額買収の後遺症は今も続き、過剰債務、過小資本、低収益の三重苦にあえいでいる。同社は抜本的な構造改革である中核事業からの撤退を見送ったが、実は問題の根はさらに深い。新たに、巨額買収時の“不平等条約”によって現預金の大半が自由に使えないことが、ダイヤモンド編集部の取材で分かった。独自入手した内部資料や関係者への取材を基に、資金繰り悪化を招いている資金制約の中身に加え、抜本改革の「足かせ」になっている実態を解説する。

#1
住友グループの名門ガラスメーカー、日本板硝子が苦境に追い込まれている。約20年前に6000億円を投じた巨額買収による過剰債務やその「足かせ」、連結売上高の半分を占める中核の自動車用ガラス事業の低収益性といった重荷がのしかかっているのだ。取引銀行の関与も含めた抜本的な構造改革が欠かせない状況にあるが、ダイヤモンド編集部の取材で、同社が極秘で検討してきた自動車用ガラス事業からの撤退を見送ったことが判明した。独自入手した内部資料や関係者への取材を基に、撤退計画の詳細な中身に加え、大リストラの決断が先送りされた内幕を明らかにしていく。

#8
地元で貸し出しが頭打ちとなり、銀行・信用金庫が県境を越えて融資を拡大している。だが土地勘の乏しい県外では審査が甘く、焦げ付くケースも少なくない。全国の金融機関は、越境融資したメイン先企業をいったい何社倒産させたのか。ダイヤモンド編集部は独自調査で金融機関別の越境倒産件数を集計し、実名で公開してきた。最終回は全国・全金融業態をカバーした総合ランキングをお届けする。

#7
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3メガバンクは、本店所在地の東京以外でメイン先企業を何社倒産させたのか。りそな銀行は、本拠地・大阪以外で何社か。ダイヤモンド編集部は独自調査で越境倒産件数を金融機関別に集計し、実名で公開する。第7弾は都市銀行4行が対象だ。今回は、各行の倒産件数の都道府県別内訳もつまびらかにする。

#52
メガバンクに第一地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国の金融機関が直近の2年間で、どれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査し、2025年最新版として取りまとめた「融資先企業を『倒産』させた金融機関ランキング」を実名で公開する。最終回は、全金融業態をカバーした総合ランキングをお届けする。

#5
地元で貸し出しが頭打ちとなり、銀行・信用金庫が県境を越えて融資を拡大している。だが土地勘の乏しい県外では審査が甘く、焦げ付くケースも少なくない。全国の金融機関は、越境融資したメイン先企業をいったい何社倒産させたのか。ダイヤモンド編集部は独自調査で金融機関別の越境倒産件数を集計し、実名で公開していく。第5弾は中国・四国地方の金融機関を取り上げる。

#3
地元で貸し出しが頭打ちとなり、銀行・信用金庫が県境を越えて融資を拡大している。だが土地勘の乏しい県外では審査が甘く、焦げ付くケースも少なくない。全国の金融機関は、越境融資したメイン先企業をいったい何社倒産させたのか。ダイヤモンド編集部は独自調査で金融機関別の越境倒産件数を集計し、実名で公開していく。第3弾は中部地方の金融機関を取り上げる。

#1
地元で貸し出しが頭打ちとなり、銀行・信用金庫が県境を越えて融資を拡大している。だが土地勘の乏しい県外では審査が甘く、焦げ付くケースも少なくない。全国の金融機関は、越境融資したメイン先企業をいったい何社倒産させたのか。ダイヤモンド編集部は独自調査で金融機関別の越境倒産件数を集計し、実名で公開していく。第1弾は北海道・東北地方の金融機関を取り上げる。

予告
初公開!県境を越えて融資した数多くのメイン先企業を「倒産」させた金融機関の実名は?
人口減で地元の資金需要が縮む今、商圏をまたいで融資を増やす銀行・信用金庫が増えている。ただ、土地勘の乏しい県外で獲得した取引先は審査が甘くなりがちで、金利競争の末に焦げ付くケースも少なくない。しかし、本店所在地の外で起きた貸し倒れの実態はブラックボックスだ。全国の金融機関は、県境を越えた融資でいったい何社のメイン先を倒産させたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査した最新データを実名で公開し、越境融資のリスクを徹底検証する。

#51
メガバンクに第一地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国の金融機関が直近の2年間で、どれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査し、2025年最新版として取りまとめた「融資先企業を『倒産』させた金融機関ランキング」を実名で公開する。第51回では、信組を取り上げる。

#50
メガバンクに第一地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国の金融機関が直近の2年間で、どれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査し、2025年最新版として取りまとめた「融資先企業を『倒産』させた金融機関ランキング」を実名で公開する。第50回では、信金を取り上げる。

#49
メガバンクに第一地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国の金融機関が直近の2年間で、どれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査し、2025年最新版として取りまとめた「融資先企業を『倒産』させた金融機関ランキング」を実名で公開する。第49回では、第二地銀を取り上げる。

#48
メガバンクに第一地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国の金融機関が直近の2年間で、どれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査し、2025年最新版として取りまとめた「融資先企業を『倒産』させた金融機関ランキング」を実名で公開する。第48回では、第一地銀を取り上げる。
