言いたいことがあっても考えがまとまらず、うまく言葉にもできない。そんな人におすすめの1冊がある。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)だ。本書は一度きりの人生を心から満足のいくものにするための1冊。本書の発売を記念して、ライターの照宮遼子氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「自分の考えを言葉にできない人」がやるべき習慣・ベスト1Photo: Adobe Stock

自分の思いを言葉にできていますか?

30歳で会社を辞めた。

ニートになって、自分の過去をゆっくり振り返る時間ができた。

いい機会だと思って、昔のことをブログに書き始めた。

最初のうちは、出来事をただ並べるだけだった。でも、ある日、子どもの頃のことを書いていたとき、指が止まった。

「お母さん、本当はわたし、勉強なんてしたくなかったんだよ」と打ち込んだとき、涙が出てきた。

なぜかはわからなかった。
ただ画面がにじんで、しばらく何もできなかった。

言語化が上手になる習慣ベスト1:「自分の意見」を書くこと

行動心理学とリーダーシップを研究し、これまで5万人以上と関わってきた池田貴将氏は、著書『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』でこう述べている。

「文章を書くことによって思考を見える化し、文章を整えることで思考を整えている。つまり書くことは考えることそのものなのです。」――『人生アップデート大全』より

報告書のように事実を並べるだけでは思考力は鍛えられない。

大切なのは「自分の意見を書くこと」だという。

泣いたのは感情が爆発したからではなく、書くことで初めて自分の本音が言語化されたからだったのだと、今ならわかる。

そして、書き続けるうちに、自分でも気づいていなかった価値観や思考のクセが、少しずつ見えてきた。

ただ出来事を振り返っているつもりだったのに、「自分が何を感じて生きてきたのか」が浮かび上がってきたのだ。

モヤモヤしたことも、書き出すことで頭の中が整理されていく。

感情に飲み込まれている間はわからなかったことも、言葉にすることで少し距離を置いて見られるようになった。

「自分の言葉」を鍛えるには?

思考を言語化する力は、すぐに身につくものではなく、毎日少しずつ書くことで、筋トレのように鍛えられていくものだという。

池田氏は本書の中で、

・今日起きたこと
・それについてどう感じたか
・本当はどうしたかったか
・明日はどうしたいか

この4点を毎日書くことを勧めている。

まずは「頭に浮かんだこと」を1行書いてみよう

言葉にできないもどかしさを感じているなら、まずは頭に浮かんだことを、1行だけ書いてみればいい。

うまく書けなくてもいい。まず言葉にしようとすることが、思考を動かす第一歩になる。

『人生アップデート大全』には、思考を整理するための具体的な習慣が、仕事や人間関係、日常のあらゆる場面に応用できる形で収められている。

自分がどこで立ち止まっているのかに気づけるかどうかが、その後の行動を大きく変えていくのだ。

(本稿は『人生アップデート大全』に関する特別投稿です)