1990年代末に若者の間で爆発的なブームを巻き起こした腕時計「G-SHOCK」。今では世界100ヵ国以上に展開し、累計出荷本数は1億4000万本を超える。「若い男性向けのごつい時計」のイメージは一新され、スポーツ選手やアーティスト、アニメなどとコラボを重ね、幅広いターゲットにリーチしている。1983年の発売から約40年。発売当初は年1万本程度しか売れなかったG-SHOCKはいかにして世界的ブランドに成長したのか。これからG-SHOCKはどこに向かうのか。マーケティングのOS力を鍛えるオンライン勉強会「マーケリアルサロン」のトークイベントで、カシオ計算機の時計マーティング部の上間卓部長が語った内容を、この前編と計2回に分けてお届けする(敬称略)。
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