アメリカの名門カレッジ2年間のMBA講義をイラストでまとめた新刊書籍『ザ・ビジュアルMBA 経営学の要点を学べるスケッチノート』は、リーダーシップや財務・会計、マーケティングなどに至るまで全20科目を網羅的に、しかも視覚的にざっとつかめるのが良いところ。しかも全20科目について、監訳の星野リゾート・星野佳路さんのワンポイントレッスンまで付いています。
その中から今回は第6章「マーケティング」における「ブランド」についてご紹介していきます!いったい、「ブランド」とはなんだろうか?

星野佳路(ほしの よしはる)
株式会社星野リゾート代表
1960年長野県軽井沢生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、米国コーネル大学ホテル経営大学院修士を修了。帰国後、91年に先代の跡を継いで星野温泉旅館(現星野リゾート)代表に就任。“リゾートの革命児”と呼ばれる。

『ザ・ビジュアルMBA』監訳者の星野リゾート代表、星野佳路さんは次のように語っている。

ときに「ブランド=高級品」という誤解が見受けられるが、ぜんすべての固有名詞はブランドであり、この分野の権威であるデービッド・A・アーカー教授は「ブランドは情報の束である」と語っている。

たとえば「マクドナルド」というブランド名を聞くだけで「ハンバーガー」「ファーストフード」「黄色いMマーク」などさまざまな情報を思い浮かべられる。

このように「情報の束」が厚く広く知られているほど、ブランドが強いことになる。

ブランディングについてきちんと学びたい方は、アーカー教授の『ブランド・エクイティ戦略』(ダイヤモンド社)をぜひ一読してほしい。

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ここからは、『ザ・ビジュアルMBA』の本文からご紹介していこう。

ウェブサイト、広告、メール、顧客サービス……

そうした、さまざまな接触点から形作られる「印象の総和」だ。

接触点を管理することによって、ブランドを管理するのだ。

「ブランド」とは、ロゴでもグラフィックでもスローガンでもない。

それらはブランドを身近にする手助けにはなるが、ブランドはもっと深い。

顧客にどんな印象を残しているだろう?

彼らとの接触点はどこだろう?

【ブランディングに欠かせない3つのこと】をまとめておこう。

1 顧客の共感を得る
2 ライバルと差別化する
3 社員をやる気にする

「何を」「どう」よりも「なぜ」にフォーカスしよう

世の中は「何を」「どう」やるかに注目するものだと思いがちだが、実は違う。

人が気にかけるのは、「なぜ」やるのかだ。

「なぜ」こそが、自分たちが本当は何者かを示し、それがブランド哲学になり、すべての判断の支柱になる。

「この判断は、私たちのコア哲学に合っているか」を自問しよう。

もし違っていたら、やめよう。

何を:子どもに幸せをもたらす

どう:おもちゃを作ることで

なぜ:子どもは私たちの未来であり、暗いこの多い世界の中で全員に笑顔になってほしいから

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興味の湧いた方は、ぜひ『ザ・ビジュアルMBA』で続きをチェックしてみてください!