暖冬などによりエネルギー危機が回避されたこともあり、ユーロ圏の景気が想定以上に底堅く推移している。しかし、今後加速する可能性は低い。労働需給逼迫、インフレ高止まりで金融引き締めの長期化の懸念は拭えず、その場合には24年以降の景気が下振れする公算が大きくなる。

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