上司が部下のやる気を湧き上がらせるには、人の心の構造を理解しておくことが必要です。動機づけには、「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」があるとされています。前者は「会社から評価され昇進したい」「より高い給料が欲しい」「命令に従わないと不利になる」といったもので、これまでは外発的動機づけを多用しがちでした。しかし時代は変わり、若者を中心に「会社の命令は絶対」「従っておけば安心」とは考えないようになっています。終身雇用と年功序列が崩れつつある今、外発的動機づけが効きにくくなっているのです。
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