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「低金利政策が低成長を招いた」説は本当か、データで見る“真実”とは?

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「1%以下の金利でなければ採算が取れないような投資をいくらしても、経済は成長しない」という議論がある。だから、低金利政策はむしろ低成長をもたらすか、そうでなくても成長を回復させない、という意見である。例えば、小林慶一郎慶應大学教授は「低金利環境が経営層のリスク回避を過度に助長し、低成長をさらに固定化した」と述べている(「長期停滞、対症療法脱却を」経済教室 日本経済新聞、2022年10月12日朝刊)。また、プリンストン大学の清滝信宏教授も、2023年5月15日の経済財政諮問会議に提出した資料で、そう述べている。本当に、日本の企業は1%以下の金利でなければ採算の取れないような非効率な投資をしているのだろうか。経済全体として、投資と成長の関係を考えてみたい。

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