2021年の「カブール(※現地発音ではカーブル)陥落」により、現在はタリバン(同、ターリバーン)に統治されているアフガニスタン。女性の人権侵害問題について欧米諸国は非難しているが、彼らの伝統的な文化や習慣を無視した拙速な変革は、これまでもうまくいくことはなかった。ソ連とその後の内戦にともなう大量のアフガン難民を支援した緒方貞子や、現地で灌漑用水路事業に取り組み清潔な飲料水確保に精を出した故・中村哲医師など、地に足のついた活動を続けてきた日本が今後果たすべき役割を、中東政治の研究者が綴る。本稿は、青木健太『アフガニスタンの素顔~「文明の十字路」の肖像~』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。
続きを読む中東研究者がアフガニスタンで抱いた「3つの違和感」
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