人は誰でも幸福を求めているし、親は我が子に幸福になってほしいと願う。しかし、そもそも「幸福」とは何だろう。お金がない人にとってはお金がある人が、病気の人にとっては健康な人が幸福に見える。だが一方で、有り余るお金や高い社会的地位のせいで不幸になっている人もいる。そんな「幸福」を我が子に与えるための親の頑張りは、ともすれば空回りになりかねない。臨床心理のパイオニアである河合隼雄氏が、子育て世代に「幸福」を説く。本稿は『河合隼雄の幸福論』(PHP文庫)の一部を抜粋・編集したものです。
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