『アンパンマン』の作者・やなせたかしの妻をモデルにした朝ドラこと連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)が好評である。脚本を手掛ける中園ミホは、『Doctor-X 外科医・大門未知子』などのヒットメーカー。朝ドラの執筆は『花子とアン』(2014年度前期)に次いで2作目となる。今回『アンパンマン』ややなせたかしを題材にした『あんぱん』は、中園にとって不思議な運命に導かれたような作品であった。運命にはふたつある。ひとつはやなせたかしとの関わり。そして、もうひとつは――。中園ミホの人生を変えた出来事と『あんぱん』への並々ならぬ取り組みについて聞いた。
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