温度センサー大手の芝浦電子を巡り、台湾の電子部品大手、国巨(ヤゲオ)とミネベアミツミとの間で争奪戦が激化している。ヤゲオによる芝浦電子への同意なき買収に、ミネベアミツミがホワイトナイトとして名乗りを上げた。4月17日にヤゲオが買収価格を大幅に引き上げ、ミネベアミツミの次の一手に注目が集まる中、同社の貝沼由久代表取締役会長CEO(最高経営責任者)がダイヤモンド編集部のインタビューに応じた。貝沼氏はヤゲオの出方は想定内と強調し、価格のさらなる引き上げについて「積極的に検討している」と言及した。今回の買収を決断した理由や覚悟に加え、駆使してきたM&A(合併・買収)に関する哲学も語った。

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