今から約90年前の1932年(昭和7年)の夏。少年時代の作家・今野保は、アイヌ伝説の猟師・清水沢造と出会い、薫陶を受けた。北海道の奥地を舞台に自然とともに暮らす人々の生活を描いたノンフィクションの名作から、沢造とヒグマによる絶体絶命の肉弾戦の一部始終をお送りする。※本稿は、作家の今野 保『羆吼ゆる山』(山と渓谷社)の一部を抜粋・編集したものです。

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