自民党の前身となる日本自由党の結党資金を提供した辻嘉六は1948年12月21日に息を引き取る。その3日前に、辻嘉六が作成した遺言状を筆者は入手した。遺言状には、結党資金の原資を辻に差し出した戦争成金、児玉誉士夫の名前が頻出する。当時、巣鴨プリズンに収監されていた児玉に対し、辻嘉六が与えた指示の内容とは。本稿では、日本最大の黒幕といわれた辻嘉六の政治的な遺産が誰に、どのように引き継がれたのかを明らかにする。遺言状で分かった、辻嘉六と児玉機関幹部らの深い関係とは。

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