将棋の世界は、AIの進化によって大きく様変わりした。50代になっても第一線で戦い続ける棋士・木村一基は、その登場によって「考えること」そのものが、かえって難しくなったと語る。影響は盤上の勝負にとどまらない。AIとどう距離を取り、自分自身の思考をいかに保ち続けるのか。木村の言葉から静かな葛藤が浮かび上がってくる。※本稿は、新聞記者の村瀬信也、棋士の木村一基『50代、それでも戦い続ける 将棋指しの衰勢と孤独と熱情と』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)一部を抜粋・編集したものです。
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