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「パナソニック」「りそな銀行」「ユニクロ」「ドモホルンリンクル」――。これらの有名企業名・ブランド・商品名には、共通点がある。実はラテン語をルーツとする言葉が数多く隠されているのだ。語源をたどると言葉の歴史と意外なつながりが見えてくる。※本稿は、ラテン語研究者のラテン語さん『日本はラテン語でできている』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
「パナソニック」のSonicは
ラテン語の「音」にさかのぼる
今や世界的に有名な日本企業「パナソニック」。この名の由来にラテン語が関係していることをご存じでしょうか。
パナソニックの歴史の始まりは、松下幸之助と妻である松下むめの、そして彼女の弟の井植歳男(のちの三洋電機創業者)が大阪で電球用ソケットの販売を始めたことでした。
その後、松下電気器具製作所が創立され、発展を続け製造する電化製品も多様化していきます。会社は1935年に「松下電器産業株式会社」と変わり、1955年からはPanaSonicというスピーカーの販売が開始されます。現在のPanasonicという社名はこの製品に由来します。
PanaSonicは、ギリシャ語由来の英語の接頭辞pan-「すべての」と英語のsonic「音の」を組み合わせて名づけられました。「当社が創りだす音をあまねく世界中へ」の思いが込められているそうです。
pan-という接頭辞は、Pan-Pacific「全太平洋の、環太平洋の」、Pan-American「全アメリカの」、pandemic「(伝染病が)全国的に広がる」などの単語に用いられています。
Pan-Pacific(パンパシフィック)は、太平洋地域の国が集まる国際大会や、太平洋域で展開される企業・組織の名前などによく使われる言葉です。意外なところでは、ディスカウントストアのドン・キホーテなどを傘下に持つ会社がパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスです。







