「非正規を減らせば格差は縮む」と言われるが、それは本当だろうか。賃金データを丹念に追うと、男性では格差が拡大している一方で、女性では格差がほとんど広がっていないという対照的な現象が浮かび上がる。本稿では、雇用形態の多様化と賃金格差の関係を検証し、非正規雇用をめぐる政策の妥当性を問い直す。※本稿は、一橋大学経済学部編『新・教養としての経済学より良い未来を選択するために』(有斐閣)のうち、横山泉氏による執筆パートの一部を抜粋・編集したものです。

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