後期重商主義時代を代表する経済理論家ジェイムズ・ステュアート(James Steuart、1713~80)はイギリスを離れて18年間大陸ヨーロッパ諸国へ亡命し、各国経済を観察しながら大部の経済書を執筆しました。政府に許されて帰国後に出版したのが『経済の原理』で、本書は国内資本の蓄積のために保護貿易を重視する重商主義の集大成ともいわれていましたが、実はもっと幅の広い経済書でした。書名を経済学「Political Oeconomy」と題した史上初の体系的な経済書だったのです。

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