スーパーの「AEON(イオン)」って何語か知ってる?【身近に潜む“意外な”言語】スーパーの「AEON(イオン)」って何語? Phot:PIXTA

企業名や商品名、人気漫画の言葉まで、実は私たちの身近なところに「ラテン語」が数多く隠れている。古く難しい言語に思えるが、意味を知れば日常の景色が少し違って見えてくるかもしれない。その魅力に迫る。※本稿は、ラテン語研究者のラテン語さん『日本はラテン語でできている』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。

ラテン語やラテン語由来の言葉は
意外と日本でも耳にする

「ラテン語」と言われてもどんな言語か分からない、どこで話されているかも分からない方もいるのではと思います。ところが、ラテン語やラテン語由来の言葉は、意外と日本での日常生活でも耳にすることがあります。

 まず、ラテン語について軽く紹介しましょう。

 ラテン語はイタリア半島中西部の「ローマ」という都市で話される言葉として生まれました。ローマの建設は、伝説によれば2700年以上も前のことです。

 ローマはその後勢力を拡大し、それに伴ってラテン語が話され、書かれる地域も広がっていきました。中世に入ってもラテン語の影響は依然として強く、近代まで西ヨーロッパの主要な書き言葉として使われていました。

 21世紀の現在では、生まれながらにラテン語を話す人はいなくなりましたが、ラテン語が変化して生まれたイタリア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語などの言語が広く使われているほか、今でもラテン語で書いたり、話したりする人は存在します。

 また、フランス語、スペイン語、ポルトガル語は西ヨーロッパだけでなく、南北アメリカ大陸、アフリカ大陸などでも話されており、あらためてラテン語の影響範囲の広さを感じます。