スターマー首相の辞任表明で、英国政治は再び不透明感を強めている。だが市場が警戒しているのは、政局混乱そのものよりも、その先に控える財政運営と金融政策の組み合わせだ。次期首相候補として有力視されるバーナム氏には積極財政への思惑がつきまとい、2022年のトラスショックの記憶もあって、ポンドには早くも警戒感がにじむ。一方で、英中銀は物価の一服と景気鈍化を背景に、欧州や米国で強まるタカ派ムードに出遅れている。英政局、財政赤字懸念、BOEの政策スタンス、日本の円買い介入リスクを手掛かりに、2026年後半のポンド相場の分岐点を読み解く。

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