改正貸金業規制法により、いよいよ2010年までに総量規制が導入される。年収等の3分の1を超える貸付が原則禁止されるのだ。これにより、急速に貸付残高が縮小するのではないかと予想されているため、「業界3位以内が生き残りの条件になる」と思われる。株式市場はこの生き残りゲームを冷静に織り込み始めており、同じ業界内でも武富士は前年末と比較すると70%程度株価が下落しているのに対し、アコムとプロミスは減収にもかかわらず買われている。どうやら、市場は彼らを「生き残り組」と判断しているようだ。両者共に都銀グループ傘下であり、資金調達の安定度など安心感が大きいのだろう。銀行との保証ビジネスなど、新たな収益源を探る動きは注目できる。
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