チェーンリンク(Chainlink/LINK)とは?今後の見通しや価格動向を徹底解説!

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ビットコインやイーサリアムなどの多くのブロックチェーンは、ブロックチェーンの外にあるデータにアクセスできないという欠点を抱えている。

その欠点を解消したのが、今回取り上げる「チェーンリンク(Chainlink)」だ。

この記事では、チェーンリンクおよびその基軸通貨であるLINKの特徴や、LINKのこれまでの値動き、今後の見通しなどを解説していく。

この記事の要点
  • チェーンリンクは、ブロックチェーンに外部データを取り込むことができる、分散型のオラクルサービス
  • チェーンリンクを介して、ブロックチェーンと外部システムの間での双方向のやり取りが可能
  • 互換性のないブロックチェーン同士を、チェーンリンクでつなぐこともできる
  • チェーンリンクの基軸通貨であるLINKは、データ提供への対価などに用いられている

LINKを取り扱っている国内の仮想通貨取引所はいくつかあるが、その中でもCoincheckなら、充実したサポートのもとLINKに投資することができるので、投資初心者にもおすすめだ。

コインチェックTOP

LINKに興味がある方は、この機会にCoincheckのことも、併せてチェックしておくとよいだろう。

目次

チェーンリンク(LINK,Chainlink)とは?

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出典:チェーンリンク公式サイト
名称 LINK
ティッカーシンボル・通貨単位 LINK
価格 ¥3,605.94
時価総額* ¥2,257,354,624,506.69
時価総額ランキング* 12位
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 Coincheck
BITPOINT
SBI VCトレード

bitFlyer
*2024年12月20日時点、CoinMarcketCap調べ

チェーンリンク(Chainlink)は、様々なブロックチェーンに外部(オフチェーン)のデータを提供することができる、分散型オラクルのブロックチェーンネットワークである。

分散型オラクルという名称を聞きなれない方も多いと思うが、それについては後ほど解説していく。

チェーンリンクの基軸通貨となっているのが、イーサリアムのトークン規格である「ERC-20」を拡張した、「ERC-677」に準拠しているトークン「LINK」だ。

LINKは時価総額ランキングで12位(記事更新時点)にランクインしていることから、チェーンリンクの需要の高さがうかがえる。

また、LINKは日本の仮想通貨市場でも投資対象として人気がありCoincheckBITPOINTなど、LINKを取り扱う仮想通貨取引所は多い。

チェーンリンク(LINK,Chainlink)の特徴

チェーンリンク、およびその基軸通貨であるLINKには、主に次のような特徴がある。

チェーンリンク・LINKの主な特徴
  • 外部ソースからブロックチェーンにデータを供給する分散型オラクルサービスである
  • 異なるブロックチェーン同士を接続することなども可能
  • データ提供に対する報酬などにLINKが用いられている

外部ソースからブロックチェーンにデータを供給する分散型オラクルサービスである

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出典:チェーンリンク公式サイト

まずブロックチェーンにおける「オラクル」とは、ブロックチェーンのスマートコントラクトに外部(オフチェーン)のデータを提供してくれる、サードパーティーのサービスのこと

多くのブロックチェーンとスマートコントラクトは、外部からの情報を必要とする取引が多数存在する一方で、外部のデータの真正性を確かめられないため、自ら外部の情報を参照することができない仕様になっている。

そこで必要とされるのがオラクルサービスであり、チェーンリンクを使えば、外部のデータの真正性を確かめた上で、それを取り込むことが可能だ。

ちなみにオラクルサービスには、「中央集権型オラクル」と「分散型オラクル」の2種類があり、チェーンリンクは後者に当たる。

分散型オラクルは、単一の管理主体が存在せず、複数のノード(ネットワークを構成するコンピューター、ネットワーク参加者のこと)で構成されているため、カウンターパーティーリスクがないという利点がある。

異なるブロックチェーン同士を接続することなども可能

チェーンリンクは、ブロックチェーンに外部のデータを提供できるだけでなく、その逆にブロックチェーン上のデータを、電子決済サービスなどの外部システムに提供することも可能だ。

さらにチェーンリンクは、異なるブロックチェーン同士をつなぐ機能も持つ。

大半のブロックチェーンはブロックチェーン同士での互換性がないのだが、チェーンリンクを用いれば、ブロックチェーン間で仮想通貨の送金やデータの送受信を行うことができる。

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出典:チェーンリンク公式サイト

データ提供に対する報酬などにLINKが用いられている

チェーンリンクでは、複数のノードがオラクルとして機能しており、各ノードは正しい情報を提供することで、その働きに対する報酬としてLINKを得ている。

また各ノードは、あらかじめ信用の担保として、保有するLINKをステーキングしている。

正当なはたらきをすると報酬を得られる一方で、虚偽のデータを提供するとステーキングしているLINKが没収される仕組みになっているため、チェーンリンクでは不正行為が起こりにくい。

チェーンリンク(LINK,Chainlink)の価格動向

ここで、LINKのこれまでの価格動向を確認しておこう。

過去5年間の価格動向

まずは2019年から本記事執筆時点(2024年12月)までの6年分の値動きを、LINK/USDチャートでおさらいしていこう。

過去6年間の価格動向
出典:TradingView

LINKの価格は、2019年中頃から緩やかに値上がりしていたが、2020年の後半から勢いを増して高騰している。

この高騰は、DeFi(分散型金融)プロトコルが台頭してきたために、チェーンリンクの需要が増したことが背景にある。

また2020年後半からの急騰には、仮想通貨市場全体の地合いが良かったことも、大きく関係している。

2020年に新型コロナの感染が広まる中で、世界各国は経済活動の下支えのために金融緩和政策を取るようになり、それが仮想通貨市場にも活況をもたらして、LINKの高騰を支えた。

ただ、チャートから読み取れる通り、LINKは、2021年5月をピークに下落基調へと転じた。

なおこの下落は、マクロ経済の影響を受けて引き起こされたもので、チェーンリンクそのものにネガティブな出来事があったわけではない。

2021年に新型コロナの感染が落ち着いてきて経済活動が活発になると、その過程で人員や資源の供給不足が発生したり、さらにはウクライナ・ロシア間の戦争に起因する資源高が起きたりしたために、各国が高インフレの状態に陥ってしまった。

すると各国政府はインフレを抑え込むために、今度は金融引き締め政策(利上げなど)をおこなうようになり、それが仮想通貨市場全体に冬の時代を招き、LINKに限らず主要な仮想通貨はいずれも、2021年中頃もしくは後半から下落基調に陥っていた。

直近の価格動向

次に、本記事執筆時点(2024年12月20日)からさかのぼって、直近の価格動向も押さえておこう。

出典:TradingView

長期チャートではまだ安値圏で推移しているLINKだが、直近では上昇トレンドの過程にあったことが分かる。

特に2月からの勢いが強いが、これはビットコインの現物ETF承認による仮想通貨市場全体での連動だ。

2024年3月にはは21ドルまで上昇した。

しかし、2024年3月をきっかけに大きく下落しており、2024年1月前半の上昇前の水準まで価格を更新した。

直近では、仮想通貨に友好的な姿勢を示すドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利したことで仮想通貨市場全体が上昇している。

11月のLINKはビットコインのような通貨に比べて上昇幅は小さかったが、2024年12月に入ると遅れて上昇した形だ。

11月には10ドル台で推移していたが、一時は約28ドルで推移しており、3倍近い上昇を見せた。

2024年12月にはトランプ時期大統領を支援するDeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)」が、LINKを大量に購入したと報道されており、価格上昇につながったとの見方もある。

しかし、2024年12月のFOMCでFRBがタカ派姿勢を見せたことから再度22ドルまで下落しているので、今後仮は押し目を付けて反発できるかが重要になってくるだろう。

チェーンリンク(LINK,Chainlink)を購入できる取引所

LINKを取り扱っている国内の仮想通貨取引所はいくつかあるが、今回はその中から4社をピックアップして、それらの基本情報と特徴を紹介していく。

LINKの取り扱いがある仮想通貨取引所4選

Coincheck

Coincheck-top
出典:Coincheck
提供する取引の種類 現物取引(販売所・取引所)
取り扱う仮想通貨 31種類
BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、
LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、
QTUM、BAT、IOST、ENJ、
SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、
LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、
AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC
最小取引数量
(LINKの場合)
現物取引(販売所):500円相当額
取引手数料
(BLINKの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり
現物取引(取引所):取り扱いなし
その他のサービス Coincheckつみたて
Coincheck IEO
Coincheck NFT
Coincheckでんき
Coincheckガス
Coincheckアンケート
貸暗号資産サービス
ステーキングサービス(β版)
公式サイト Coincheck公式サイト
関連記事 Coincheckの評判・口コミ

Coincheckは、マネックス証券を中心とした金融グループ「マネックスグループ」傘下の仮想通貨取引所だ。

Coincheck は2018年にハッキングによる不正流出の被害に遭ったことがあるのだが、それを契機にマネックスグループに買収された。

マネックスグループの子会社となったあとは、グループが持つ高度な技術を用いて、強固なセキュリティ体制を構築し、安全な取引環境をユーザーに提供している。

取り扱う仮想通貨は31種類で、いずれもワンコイン(500円)から購入することができる。

また、シンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2023年にかけてダウンロード数No.1*を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak

BITPOINT

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出典:BITPOINT
提供する取引の種類 現物取引(販売所・取引所)
取り扱う仮想通貨 27種類
最小取引数量
(LINKの場合)
現物取引(販売所):買い注文500円、売り注文0.00000001 LINK
現物取引(取引所):取り扱いなし
取引手数料
(LINKの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり
現物取引(取引所):取り扱いなし
仮想通貨の送金手数料
(LINKの場合)
LINKの入出金は不可
その他のサービス 貸して増やす(レンディングサービス)
ステーキング
公式サイト BITPOINT公式サイト
関連記事 BITPOINTの評判・口コミ

BITPOINTは、「あしたを、もっと、あたらしく。」をコンセプトに掲げている仮想通貨取引所で、ユーザーとともに新しい価値観やスタンダードを創り出してくことを目指していく。

そのコンセントを体現する取り組みとして、新しい仮想通貨の取り扱いの力を入れており、トロン(TRX)やエイダコイン(ADA)、ジャスミーコイン(JMY)などがBITPOINTを通して、国内市場への初上場を果たしている。

取り扱う仮想通貨は27種類で、取引(現物取引)の形式はBITPOINTとユーザーの間で取引をする「販売所」と、ユーザー同士で取引できる「取引所(BITPOINTでの表記はBITPOINT PRO)」から選択可能だ。

またレンディングやステーキングで、保有している仮想通貨をより効率よく運用することもできる。

SBI VCトレード

SBIVCトレード
出典:SBI VCトレード
提供する取引の種類 現物取引(販売所・取引所)
レバレッジ取引(販売所)
取り扱う仮想通貨 24種類
BTC、ETH、XRP、LTC、
BCH、DOT、LINK、ADA、
DOGE、XLM、XTZ、SOL、
AVAX、MATIC、FLR、OAS、
XDC、SHIB、DAI、ATOM、
APT、HBAR、ZPG、NEAR
最小取引数量
(LINKの場合)
現物取引(販売所):0.001 LINK
現物取引(取引所):0.001 LINK
レバレッジ取引:0.001 LINK
取引手数料
(LINKの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり
現物取引(取引所):Maker -0.01%、Taker 0.05%
レバレッジ取引:無料、スプレッドあり
仮想通貨の送金手数料 無料
その他のサービス 貸コイン
自動積立
ステーキング
公式サイト SBI VCトレード公式サイト
関連記事 SBI VCトレードの評判・口コミ

SBIVCトレードは、東証プライム上場のSBIホールディングスが率いる、SBIグループ傘下の仮想通貨取引所だ。

SBIグループが長年かけて培ってきたノウハウを活かして、堅牢なセキュリティ体制が築かれているため、ユーザーは安心してSBI VCトレードでの仮想通貨取引を楽しむことができる。

取り扱う仮想通貨は全24種類で、競合他社と比べるとやや物足りなさを感じる方もおられるかもしれない。

しかしサービスの種類に関しては、現物取引だけでなくレバレッジ取引も利用可能であり、さらに自動積立やレンディング、ステーキングも揃っていて、申し分ないラインナップだと言えるだろう。

bitFlyer

bitflyer
出典:bitFlyer
提供する取引の種類 現物取引(販売所・取引所)
レバレッジ取引(取引所)
取り扱う仮想通貨 33種類
最小取引数量
(LINKの場合)
現物取引(販売所):0.00000001 LINK
現物取引(取引所):取り扱いなし
レバレッジ取引(取引所):取り扱いなし
取引手数料
(LINKの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり
現物取引(取引所):取り扱いなし
レバレッジ取引(取引所):取り扱いなし
仮想通貨の送金手数料
(LINKの場合)
1 LINK
その他のサービス ステーキングリワードサービス(一時停止中)
かんたん積立
ビットコインをもらう
bitFlyerクレカ
ビットコイン寄付
友達招待プログラム
Tポイント交換サービス
bitWire(β)
公式サイト bitFlyer公式サイト
関連記事 bitFlyerの評判・口コミ

bitFlyerは、国内屈指の人気を誇り、ビットコインの取引高で6年連続日本一*を獲得している。*Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)

人気を集める要因としてはまず、1円から投資を始められる点が挙げられる。

bitFlyerは33種類の仮想通貨を取り扱っているが、そのすべてに対して1円から投資することが可能で、初心者から好評なのはもちろんのこと、細かく取引数量をコントロールできるので、ベテラン投資家からの評判も良い。

また、関連サービスが豊富に揃っていることも、人気を得る要因となっている。

通常の取引と同じく、1円から自動積立ができる「かんたん積立」や、決済額に応じてビットコインが還元される「bitFlyerクレカ」などのサービスがあり、それらを目的として、bitFlyerを選ぶ投資家も多くいることだろう。

チェーンリンク(LINK,Chainlink)の購入方法

続いては、先ほど取り上げたCoincheckを例にして、チェーンリンクの購入方法を確認していこう。

チェーンリンクの購入方法
  1. Coincheckで口座を開設する
  2. 購入資金を入金する
  3. チェーンリンクの値動きを分析する
  4. 数量を決めて購入する

Coincheckで口座を開設する

まずはCoincheck公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。

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出典:Coincheck公式サイト

Coincheckでの口座開設手順は以下のとおりで、本人確認手続きは、スマホで自身の顔と本人確認書類を撮影アップロード形式で行える。

口座開設手順
  1. メールアドレスを登録する
  2. 各種重要事項を確認する
  3. 電話番号認証をおこなう
  4. 個人情報を入力する
  5. 本人確認書類を提出する

なお口座開設の詳しい流れは、以下の記事において画像を交えながら解説しているので、Coincheckの利用を考えている方は、ぜひそちらも参考にしてみてほしい。

購入資金を入金する

口座開設が完了したら、次はその口座にチェーンリンクを購入するための資金を入金しよう。

Coincheckの場合、入金方法は銀行窓口やATMなどから振り込む振込入金と、インターネットバンキングを用いたクイック入金のコンビニ入金の3種類から選択可能だ。

自分が利用しやすい入金方法を利用して、購入資金を口座へ入金してみよう。

チェーンリンクの値動きを分析する

口座への入金が完了すると、いつでも取引を始めることができる。

チェーンリンクに限らず仮想通貨は、他の金融商品と比べると、価格変動リスクが大きい。

そのため、軍資金を入金して取引を始める準備ができても、いきなり手を出すのではなく、まずは落ち着いて値動きを確認しよう。

Coincheckの取引ツールなら、PC版・スマホアプリ版ともに、多彩な描画ツールやテクニカル分析指標を使って、値動きの細かな分析ができる。

数量を決めて購入する

値動きを確認して、取引のチャンスを見定めたら、いよいよチェーンリンクを購入してみよう。

成行注文を利用する場合は、基本的には購入する数量を指定して、注文を出すだけでよい。

また成行注文以外に、指値注文や逆指値注文などの注文方法も揃っているので、それらを駆使してより有利な価格での購入を狙ってみるのもよいだろう。

以上、Coincheckを例にして、チェーンリンクを購入する方法を紹介した。

Coincheckなら、オンラインで口座を開設することができ、高性能な取引ツールを使って、チェーンリンクの取引を楽しめる。

興味がある方は、ぜひこの機会にCoincheck公式サイトにアクセスしてサービスの詳細を確かめてみよう。

チェーンリンク(LINK,Chainlink)の今後の見通し・将来性

最後に、チェーンリンクとLINKの将来性について考察してみよう。

チェーンリンク・LINKの今後に関わる重要ポイント
  • DeFiの市場拡大に合わせて、需要の増加が期待されている
  • 分散型オラクルサービスという分野で覇権を握っている
  • 「Economics 2.0」の実現に向けて、開発が進められている

DeFiの市場拡大に合わせて、需要の増加が期待されている

これまでチェーンリンクは、DeFiの市場拡大に合わせて、分散型オラクルサービスの市場でシェアを広げてきた。

また、グローバル市場の調査会社であるKBV Researchのレポートよると、世界のDeFi市場は今後も成長していき、その市場規模は2028年までに1,251億ドルに達すると予測されている。

つまりは今後もまだまだ、チェーンリンクの需要が増えていく見込みがあると言えるだろう。

ただ、今後登場する可能性のある競合のプロジェクトや、既存プロジェクトとの競争性については注意しておく必要がある。

分散型オラクルサービスという分野で覇権を握っている

チェーンリンクは現状、数多くのブロックチェーンや企業などに採用されて、分散型オラクルサービスの市場で覇権を握っている状態だ。

ブロックチェーン業界は次々と新しく高性能なものが開発されていく業界なのだが、チェーンリンクはすでに1,000以上ものプロジェクトで採用されて、先行者利益を獲得している。

そのため、仮にこれから有望な対抗馬が出てきたとしても、そう簡単にシェアを奪われることはないと考えている投資家も多い。

「Economics 2.0」の実現に向けて開発が進められている

チェーンリンクの「Economics 2.0」は、オラクルサービスの提供範囲の拡大や、データプロバイダーへの報酬の増額などを目指す計画であり、その実現に向けてチェーンリンクでは段階的にアップデートが進められている。

また計画の過程で、一般の投資家もLINKのステーキングに参加できるようになる見込みだ。

チェーンリンクのエコシステムが拡大して、LINKの需要も増していけば、LINKの価格にもポジティブな影響を及ぼす可能性がある。

ただし、仮想通貨の値動きにはさまざまな要因が影響しており、プロジェクト単体ではなくマクロ経済全体に注意しておくことが重要だ。

チェーンリンク(LINK,Chainlink)の予想まとめ

今回はチェーンリンクとその基軸通貨であるLINKの特徴や、今後の見通しなどを解説した。

この記事のまとめ
  • チェーンリンクは、ブロックチェーンに外部のデータを取り込むことができるオラクルサービス
  • ブロックチェーン上のデータを外部システムに提供したり、ブロックチェーン同士をつないだりすることも可能
  • LINKはチェーンリンクの基軸通貨で、データ提供に対する報酬などに用いられている
  • LINKは2021年5月以降、長期的な下落トレンドに陥っていたが2023年後半より反発中

LINKは2021年5月以降から長期的な下落トレンドを形成していたが、本記事執筆時点(2024年10月)では反発傾向にある。

ただこの下落は、チェーンリンクそのものに起因したものではなく、マクロ経済の影響を受けて引き起こされたものであり、経済の流れが変われば復調していく可能性が十分にある。

今後の復調に期待するなら、下落が続いて割安な価格水準となっているうちに、LINKを保有しておくのもよいのではないだろうか。

コインチェックTOP

口座開設は無料で手軽に申し込めるので、まだ口座をお持ちでない方は、この機会にCoincheckの利用を検討してみるとよいだろう。

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