スタディサプリ大学受験講座とは?
スタディサプリ大学受験講座は、主に高校3年生・高卒生向けの講座です。公式サイトでは、「1回約15分のプロ講師の神授業で、東大 京大 早慶上智などの国公立・難関私立対策ができる」というキャッチコピーで紹介されています。
スタディサプリが「神授業」と称する映像授業は、6教科19科目約4万本の講座がすべて見放題で、一般選抜に必要な科目をすべて受講することができます。高校2年生や高校1年生、さらには中学生まで遡って学び直すことができるため、苦手克服にも役立ちます。講座のレベルは、
- 基礎理解の「ベーシックレベル」
- 国公立、私立大学を目指す「スタンダードレベル」
- 難関国公立、難関私立大学を目指す「ハイレベル」
- 最難関国公立、最難関私立大学を目指す「トップレベル」
の4つに分かれています。また、講座の内容は、
- 「通年・科目別講座」
- 「志望校対策講座」
- 「共通テスト対策講座」
の3種類があるため、自分のレベルや目的に応じた学習がしやすくなっている講座だと言えます。
どのような講座があるのか気になる方は、ぜひ14日間の無料体験で実際に受講してみるとよいでしょう。スタディサプリ公式サイトから申し込み可能ですので、この機会にチェックしておきましょう。
スタディサプリだけで大学受験は乗り切れる?
では、スタディサプリだけでも大学受験を乗り切ることができるのでしょうか。スタディサプリの具体的なサービスや特徴について解説します。
スタディサプリ大学受験講座でできること
スタディサプリ大学受験講座には、2つのコースが用意されています。ひとつが「ベーシックコース」で、もうひとつが「合格特訓コース」です。それぞれのコースでできることは、以下のようになっています。
【ベーシック・合格特訓コース共通のメニュー】
- 「神授業」の視聴
- テキストのダウンロード
- テキストの購入※別途料金が発生
- 学習プランの作成
【合格特訓コースだけのメニュー】
- 担当コーチによる個別指導
- 科目サポーターによる質問対応
- サポート事務局によるヒアリング、メッセージ監視
- 利用案内冊子のお届け
ベーシックコースは、映像授業の視聴とPDFテキストのダウンロードができて、志望校向けの学習プランも提示してもらえるコースです。映像授業は、大きく分けて「通年・科目別講座」「志望校対策講座」「共通テスト対策講座」の3種類があります。テキストは、別途1,320円(税込)を支払うことで、紙のテキスト冊子を購入することもできます。
志望校向けの学習プランは、どの時期にどの講座を視聴すればいいか、過去問はいつ頃から解き始めればいいのかについて、科目ごとに学習プランを提示してもらえます。ただし、志望校や学習状況のデータから自動生成された学習プランになっているため、あくまでも学習進度の目安として参考にするのがよいでしょう。
合格特訓コースは、ベーシックコースの内容に加えて、現役難関大学生コーチによるコーチングや、科目サポーターによる質問対応などが受けられるコースです。合格特訓コースの詳細については後述します。
なお、スタディサプリの無料体験では合格特訓コースも選択することができます。ベーシックコースか合格特訓コースのどちらがよいか迷っている方は、この機会に試してみてはいかがでしょうか。
どのレベルの大学まで対応している?
スタディサプリでは、「東京大学・京都大学・一橋大学」「北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学」「早稲田大学・慶應義塾大学」「その他国公立大学・私立大学」および「共通テスト」というカテゴリーで国公立対策講座・志望校対策講座があります。これらの講座もすべて見放題のため、基本的にどのレベルの大学にも対応していると言えます。ただ、大学によって対策講座の対応科目や講座数が異なっている点には注意が必要です。
なお、1つの講義は複数のチャプターに分かれています。1チャプターあたりの時間はそれぞれのチャプターによって異なりますが、短いチャプターは5分程度、長いチャプターは30分程度の動画時間になっています。およそ10分から20分を目安の時間と考えると、1講義あたりの時間を1時間程度と見積もることができます。つまり、10講義だと、概算で10時間程度の動画時間になると考えられます。
大学 | 志望校対策講座 |
---|---|
東京大学 |
東京大学 英語対策講座(10講義) 東京大学 数学IAIIBIII対策講座(12講義) 東京大学 現代文対策講座(10講義) 東京大学 物理対策講座(10講義) 東京大学 化学対策講座(10講義) 東京大学 生物対策講座(10講義) |
京都大学 |
京都大学 英語対策講座(10講義) 京都大学 数学IAIIBIII対策講座(12講義) 京都大学 現代文対策講座(10講座) 京都大学 物理対策講座(10講義) 京都大学 化学対策講座(10講義) 京都大学 生物対策講座(10講義) |
一橋大学 |
一橋大学 数学IAIIB対策講座(10講義) |
東京大学や京都大学、一橋大学以外の対策講座の内容はスタディサプリ公式サイトに掲載されていますので確認しておくとよいでしょう。
対応科目と科目ごとの特徴
スタディサプリの通年講座は、6教科19科目に対応しています。スタディサプリが「神授業」と称する映像授業の特徴は次のようになっています。
【教科】外国語
【科目】英語
英語超入門からトップレベル英語まで、幅広い学力層の受験生に対応しています。
英語の講座では、文法・英文解釈・読解の他に、リスニングにも対応しています。ディクテーション(聞き取った英文を書き出すリスニングのトレーニング法)はアプリを用いてゲーム感覚でトレーニングでき、出題された英文をお手本の音声を参考に読み上げる音読トレーニングもできます。文法に関しては、理解度チェックテストが付いているのも特徴です。
講師は、関正生先生と肘井学先生。関正生先生は、スタディサプリENGLISHでも講師を務める人気講師で、英語の授業でも生徒からの評価が高いようです。
【教科】数学
【科目】数学ⅠAⅡB・数学Ⅲ
数学ⅠAⅡBは、スタンダードレベルからトップレベルまで、各48講義の充実した講座数になっています。
数学Ⅲにはベーシックレベルからトップレベルまであり、基礎理解から始めたい受験生から、難関大や最難関大の受験で数学Ⅲが必須の受験生まで、幅広いニーズに対応しています。
【教科】国語
【科目】現代文・古文・漢文・小論文
現代文には、「現代文」「現代文<読解力・表現力養成編>」「現代文<重要語句・知識編>」の3種類の講座があります。読解力だけではなく、表現力を養成する講座もあるため、記述問題の対策にも役立ちます。また、基礎的な内容のインプットのために、重要語句と知識に関する講座があるのも特徴です。
古文には、「古文<文法編>」「古文<読解編>」「古文<和歌・文学史編>」の3種類の講座があり、いずれもスタンダードレベルから対応しています。また、漢文もスタンダードレベルから講座があります。講師は、大学時代に芸術・音楽を専攻していたという異色の経歴をもつ岡本梨奈先生。自身が受験時代に苦手な古文を克服した経験から、古文が苦手な受験生でもわかるような指導を心がけており、「苦手だった古文漢文を、得点源の科目にすることができた」という口コミも寄せられているとのこと。
小論文は、「小論文入門」と「小論文」の2種類の講座があり、小論文の書き方について論理的に学ぶことができます。
【教科】理科
【科目】物理・化学・生物
理科は、物理・化学・生物の3つの科目に対応しています。物理には、「物理」「物理<原子編>」「物理基礎」、化学には「化学<理論編>」「化学<無機編>」「化学<有機編>」「化学基礎」、生物には「生物」「生物基礎」の講座があります。
「物理」と「化学<理論編>」「化学<有機編>」は、トップ・ハイレベル向けの講座が多くなっていて、「生物」はスタンダードレベル向けの講座が多くなっています。
【教科】社会
【科目】世界史・日本史・地理・政治経済・現代社会・倫理
それぞれの講座は、次のような構成になっています。
- 世界史:「世界史」「世界史<通史編>」「世界史<文化史編>」「世界史<論述編>」
- 日本史:「日本史」「日本史<通史編>」「日本史<文化史編>」「日本史<論述編>」「日本史<史料問題・テーマ史編>」
- 地理:「地理」「地理<地誌編>」「地理<論述編>」
- 政治経済:「政治経済<政治編>」「政治経済<経済編>」
- 現代社会:「現代社会」
- 倫理:「倫理」
「〇〇編」となっている講座はハイレベル以上を対象としている講座がほとんどで、より深い内容を学習できるようになっています。講師は、世界史は村山秀太郎先生、地理は鈴木達人先生、その他は伊藤賀一先生です。伊藤賀一先生は、マルチに活躍する先生で、笑いを交えた講義が人気のようです。
このように、有名講師による授業や単元ごとに細かく分かれた講座が、スタディサプリの映像授業の特徴です。ぜひこの機会に14日間の無料体験から始めてみてはいかがでしょうか。