質問5:スポーツや音楽などの習い事はいつまで続けましたか?
習い事については、受験勉強が本格化するタイミングで辞めて、勉強に専念したというご家庭が多かったようです。
質問6:息抜きの方法は?
1位 動画・TV…29人
2位 読書…23人
3位 運動/ゲーム(同率)…12人
1位はやはりYouTubeなどの動画鑑賞。読書も肉薄しています。自由な息抜きももちろん大切ですが、「歴史漫画を読む」など息抜きと勉強を両立させている人も多く、「さすが受験生」と感じさせる結果でした。
過去問対策や志望校選びについて
続いて、過去問対策や志望校選びなどについて質問してみました。
質問1:第一志望校を決めた時期は?
約40%が小5以前から、約60%は小6になってからと答えています。早めに多くの学校に足を運び、志望校を決めておくことが望ましいですが、最終的な志望校は小6時点の成績に鑑みて決定したご家庭も多いようです。
質問2:志望校を決めた理由は何ですか?
1位 校風が自分に合っている…36人
2位 入りたい部活がある…13人
3位 授業内容が魅力的…12人
1位はやはり校風が合うかどうか。実際に学園祭や説明会に足を運んで決めたケースが多かったようです。2位以下には「入りたい部活がある」「授業内容が魅力的」などが挙がり、志望校選びは入学してやりたいことから考えるのもよさそうです。
質問3:第一志望校の過去問は何年分解きましたか?
6年分以上を解いたという回答が半数以上を占めました。合格者の多くは、過去問対策をぬかりなく行っていることがわかります。通常、過去問題集は3〜5年分を収録していますが、それ以上に取り組むことが多いのですね。古い過去問題については、書店で出版社に問い合わせて取り寄せたり、メルカリなどで探したりした人が多いようです。
質問4:第一志望校の過去問を初めて解いたのはいつ頃?
小学6年生の後半に初めて解いたという回答が大半でした。5年生や6年生の前半では、過去問を解くのに必要な知識や単元が不足している可能性があります。そのため、十分に学習を進めた9月や11月頃から過去問に取り組むのが一般的なようです。
質問5:12月の模試( 最後の模試)での第一志望校の判定は?
質問6:試験本番までに進学先の学校の過去問で合格最低点を超えましたか?
過去問については、多くの人が「6年分以上」を「小6後半」に解き、「何回か合格最低点を超えた」と回答しています。
ただし、質問5の12月の模試の判定については、約半数はA~B判定でしたが、もう半数はC~E判定でした。たとえ12月の模試で良い判定でなくても、あきらめずに合格を勝ち取った受験生はたくさんいるということですね。
質問7:出願校数と実際に受験した校数は?
低学年のご家庭にとっては驚きの結果だったのではないでしょうか。4校以上出願した人が約86%、4校以上受験した方が約80%となっており、第一志望、第二志望を選ぶだけでは足りないということがわかります。納得して進学できる学校を一つでも多く見つけておくために、早くから学校行事や説明会などをチェックしておきましょう。
合格者たちのラストスパート
「受験生の学力は入試本番直前まで伸びる」。受験界ではよく聞かれる言葉ですが、果たして本当なのでしょうか? 今回のアンケートでは、この言葉の真実を解き明かすことにも成功しました。
質問1:短期間で学力が一気に伸びたと感じる時期はありましたか?
質問2:それはいつでしたか?
※「あった」と回答した人のみ回答
質問3:学力が一気に伸びたきっかけは何だったと思いますか?
※複数選択可
86%の合格者が一気に伸びた経験をしており、そのうち約70%が12月・1月に伸びたと回答しています。伸びた理由としては、「問題演習の積み重ねによるもの」が一番多い回答でした。
志望校対策や過去問演習の成果はなかなかすぐには現れませんが、受験直前で合格ラインに到達する「滑り込みセーフ」につながる可能性は大いにあります。「直前まで伸びる」は本当だったと言って差し支えないでしょう。