学習動画を「見ているだけ」では
成績を上げるのは難しい
竹内さんがCEOとして率いるモノグサは、「記憶を日常に。」をミッションに掲げ、記憶定着をサポートする学習アプリ「Monoxer」を開発・提供しています。
Monoxerは、AIを活用して学習者一人ひとりの記憶状態や忘却速度を解析し、最適なタイミングで一人ひとりに合った難易度の問題を自動生成・出題します。
主に全国の学習塾や学校、最近では企業の社員教育などで広く活用されており、「暗記や記憶定着」にかかる時間と労力を劇的に効率化するサービスとして高く評価されています。
竹内さんは、もともとリクルートでオンライン学習サービス『スタディサプリ』の開発に関わっていました。その中で感じたのが、「動画を見るだけでは成績は上がらない」ということだったそうです。むしろ、学習動画を見ただけで満足してしまい、“わかった気”になってしまうことで学習効果を損ねる結果になってしまうことも。
勉強したことを自分の知識として成績アップにつなげられるかどうか。その差を分けていたのが「問題を自分で解いたかどうか」でした。
自分で問題を解くからこそ、勉強した内容を記憶として定着させ、使える知識として思い出すことができるようになるのです。このプロセスが抜けていると、入試で戦える記憶として定着させるのはなかなか難しいと言います。
竹内さんは、その経験から「記憶」にフォーカスするようになります。
忘れるのは脳にとって当たり前のこと
「忘れる前に思い出す」ことで記憶を定着
記憶の話になるとよく出てくるのが、ヘルマン・エビングハウスの「忘却曲線」です。
「一度覚えたはずなのに、翌日には抜けている。あれは、実は普通のことなのです。人は覚えたことを、そのままにしておくとどんどん忘れていきます。なぜなら、脳には常に新しい情報が入ってきていて、溜めすぎるとパンクしてしまうからです」
