少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。ファイナンシャル・プランナー(FP)の花輪陽子です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
日本では新年を迎えましたが、シンガポールの旧正月は1月28日からで、30日まで三連休になります。店舗によってはチャイニーズニューイヤーセールも行われますが、旧正月前後は航空券やホテルなどが高騰し、混雑が予想されるのでお気を付けください。
話はガラッと変わりますが、今回はシンガポールにある寮付きのインターナショナルスクール(以下、インター校)についてお伝えしたいと思います。
全寮制の「ボーディングスクール」には
世界中の富裕層などセレブの子ども達が集まる
世界には、「ボーディングスクール(全寮制の寄宿学校)」といって、子どもが家族と離れて寮生活を行い、学業のみならず人間性も養成するというスタイルの学校が数多くあります。
王侯貴族や著名人、富裕層の子ども達も多く集まるスクールもたくさんあり、そこで人脈を作ることも一つの目的となっているようです。親が子どもに求める最終ゴールは、欧米の有名大学に入ること。そしてその後に真のグローバルリーダーになり、各方面で活躍をする人材になることなのです。
そんな敷居が高いスクールは関係ないと思うかもしれませんが、親子留学よりも実はハードルが低いように思います。ボーディングスクールの場合は子どもだけが留学をするというスタイルなので、親子で移住するのと比べると生活費は少なくて済みますし、親は日本で働き続けることも可能です。
特に学費が高いのは欧米のボーディングスクール
シンガポールには欧米より多少安い学校もある
有名なボーディングスクールはスイス、イギリス、米国、オーストラリアなどに多く、学費は年間500万円前後から、高いところでは年間1000万円以上の場合も。また、スイスには4歳など低年齢から受け入れる学校もあるようです。
そんななか、シンガポール周辺にある寮付きのインター校は、費用が寮費込みで年間300万円程度からと、ボーディングスクールとしてはやや割安なのが魅力的です。治安も日本と同程度かそれ以上に良いので安心です。
また、娯楽が比較的少なく、勤勉な国なので、子どもが目的を忘れて足を踏み外すようなリスクも他国と比べると低いかもしれません。
日本からの渡航もそれほど不便ではないので、頻繁に子どもの様子を見に行くことも可能です。ただし、寮に入れるのは早い学校でも小学校高学年頃からになります。
シンガポールの有名校「ACS」は中学生から受け入れ。
マレーシアまで足を伸ばせば英国の名門校も
例えば、ローカル系インター校として有名で、シンガポールの大統領や政治家も卒業生に名を連ねる「ACS(アングロチャイニーズスクール)」。この学校では中学1年生から受け入れており、学費は年間300万円程度から(寮費込み)になります。キャンパスは「ホランドビレッジ」と呼ばれる地域にあります。
「ホランドビレッジ」は欧米人やお金持ちのシンガポーリアンが多く、有名な学校や病院も近隣に集まるエリアで、東京で言うと広尾のようなイメージの一等地です。
また、マレーシア・ジョホール州のイスカンダル開発区に2012年に開校された、英国に本校がある「マルボロカレッジマレーシア」にも学寮が併設されています。
「マルボロカレッジマレーシア」は英国では名門で、英国王室キャサリン妃の母校でもあります。英国の伝統的な学寮で寝食を共にするスタッフのサポートも受けられるようで、学業だけではなくマナーもしっかりと学べるようです。ボーディングスクールの場合、入れるのは10歳頃からで、学費は年間400万円程度からになります。
この連載の第14回(「シンガポールでインターナショナルスクールに通うと幼稚園~高校までの15年で学費4000万円も必要!ただし、個性を尊重する教育は日本にはない魅力あり」)でご紹介をした、「UWC(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)」にも寮があり、「Dulwich(ダルヴィッチ)」にも寮ができる予定です。
「アングロチャイニーズスクール」や「マルボロカレッジマレーシア」は東京で説明会を行うこともあるので、シンガポール発の海外教育情報サイト「SPRING」などで随時チェックするとよいでしょう。
世界的に評価が高いのはスイスのボーディングスクール
英語力の習得と異文化体験が目的ならアジアも選択肢に
日本で唯一の全寮制インター校「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)」の場合、学費と寮費のトータルで年間400万円程度になります。こちらは高校です。ただ、シンガポールの現地の学校を選択する場合も、学費はそれほど大きく変わらないため、街のなかでも英語を学べ、異文化を体験できるシンガポールの学校を選択するのとどちらがいいか、よく考えてみる必要があります。
ちなみに、世界のトップレベルの富裕層は、スイスのボーディングスクールを選択する場合が多いようです。彼らは世界ランキングが高いスクールを好むからです。しかし、スイスのスクールは物価が高いだけではなく、富裕層に人気なので、天文学的な学費となるでしょう。
こうした点を踏まえると、世界ランキングを気にする人や、小さい頃から留学をさせたいという目的があって、金銭的に余裕のある人は、スイスなどのボーディングスクールを選択するのもよいかもしれません。
しかし、限られた予算のなかで英語力を身につけさせたい、異文化体験をさせたい、子どもに一生懸命勉強をさせたいと考えている人には、シンガポールなどアジアのボーディングスクールも十分に魅力的だと思います。
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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