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対談:入社1年目の教科書
【第4回】 2012年3月23日
著者・コラム紹介バックナンバー
岩瀬大輔 [ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長兼COO]

若いうちに絶対に身につけたい
40年後の自分を支える3つのこと
ライフネット生命保険(株) 代表取締役社長 出口治明
聞き手:ライフネット生命保険副社長 岩瀬大輔

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今回は、岩瀬のパートナーであり人生の先輩でもある、ライフネット生命保険株式会社の会長・出口治明。 先日東証マザーズに上場したライフネット生命の柱となるような経験を入社1年目にしているようですが、果たして…。
(一部肩書きは取材時のものです) 

 

ライフネット生命
代表取締役会長
出口治明氏

会社設立の柱となった
入社1年目に学んだこと

岩瀬 インタビューということで、今日はかしこまってお話を伺います。

 だいぶ昔のことかもしれませんが、入社1年目の仕事はどういうものでしたか。

出口 私は1972年に日本生命に入社して、京都支社の「第二奉仕係」というところに配属されました。 主な業務は毎月、お客様から頂く保険料の収納。 当時は機械化が進んでいなかったので、支社では、紙の台帳を使って、お客様のデータを全部管理していました。

岩瀬 当時は銀行口座振替とかなかったんですよね。

出口 そうそう、なのでセールスマンが集めたキャッシュ、現金の管理も大事な仕事でしたよ。 あとは、住所変更や保険料収納手続きを勉強していました。第二奉仕係は18人くらいいて、係長を含めて全員女性。

岩瀬 となると…。

出口 男性は僕一人でした。

岩瀬 そこで何を学びましたか。

出口 保険会社というのは保険料を毎月頂いて、保険契約を維持して、ちゃんと保険金をお支払いしてはじめて業務が完了するのだ、という当たり前だけど大切なことを学びました。

 保険会社というのは新契約を取る部門が一番かっこよく見える。けれど、それはちゃんとした事務システムがあってはじめてそういうことができるのだということを、身をもって学んだわけです。それが保険会社の心臓部分であるということがよく分かった気がするし、その考えがライフネット生命を作っていく上でも柱になっています。

岩瀬 なんと入社1年目に学んだ「当たり前だけれど大切なこと」が、今の会社づくりの柱だったのですね。

出口 思い返すとそうですね。

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岩瀬大輔 [ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長兼COO]

1976年埼玉県生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。1998年卒業後、ボストン・コンサルティング・グループなどを経て米国に留学。2006年ハーバード経営大学院(HBS)を日本人4人目のベイカー・スカラー(成績上位5%表彰)として修了。帰国してライフネット生命保険設立に参画。2013年6月より現職。2010年、世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出。内閣府IT戦略本部専門調査会委員。 主な著書に『ハーバードMBA留学記~資本主義の士官学校にて~』(日経BP社)、『生命保険のカラクリ』(文春新書)、『ネットで生保を売ろう!』(文藝春秋)、論文に「規制緩和後の生命保険業界における競争促進と情報開示」(「保険学雑誌612号」2011年3月号)などがある。


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