オトコと違って、結婚するかしないか、子どもを産むか産まないか、そして仕事を続けるか続けないかなど、人生を大きく左右する出来事が多いのがオンナの人生。今や、オンナの平均寿命は86歳まで伸びており、今後は60歳以上の女性の4人に1人が95歳まで生きるという計算になるらしい。こうした長い老後を幸せに生きるために、おひとり様や専業主婦はどうしたらいいのか。ダイヤモンド・ザイ12月号で考えてみました。
女性の人生は95歳まであるとの前提で
老後30年超のためのお金が必要に!
おひとり様も専業主婦も、ライフプランを考える上で、まず最初にイメージして欲しいのは、「人生はあと何年あるのか」ということ。
今日の女性は驚くほど長生きだ。なんと今65歳の女性の2人に1人が89歳まで生きる。そして4人に1人が95歳まで生きるのだ。40年後には女性の半数は92歳まで生き、100歳以上の女性人口は10万人を軽く突破するという。そうなると、あなたも長生きする「覚悟」が必要だ。
本来、長寿化は祝うべきことだがお金の面では悩みのタネとなる。65歳まで働いたとしても、人生があと30年も残っている可能性が高い。ということは、65歳までに30年分の生活費のメドを立てておかなければならないのだ。
もっとも、国や年金は頼りにならない。既に日本は世界一の少子高齢化の国。20年後には現役2人で老人1人を支える時代となる。祖父母の世代のように公的年金だけで充実した老後が過ごせると思わないほうがいいだろう。むしろ年金は減額された上、現在は60~65歳の年金支給開始年齢が、欧米のように68~70歳に引き上げられる可能性が濃厚だ。
そうかと言って預金額を増やすことに集中していては危険だ。今日のデフレ経済では超低金利なので、銀行に預けておくだけで資産が増えることは期待できない。一方で預貯金を引き出す将来の時点では再びインフレ時代になっていて、物価が大幅に上昇している可能性もある。銀行預金だけでは財産の実質価値が低下してしまうリスクがあるのだ。
失敗を挽回できる30~40代の時から始めよう!
貯蓄と投資による老後のお金づくり!
では、どうすればいいのか。結論から言えば稼ぐ力をアップさせ、ライフプランに投資を組み入れるのだ。
ここで意識してほしいのは「人的資本」と「金融資本」の視点だ。
人的資本とは、その人の経済的な価値。「残りの人生でどれだけ稼げるか」という考えで、性格などの人間的な価値とは無関係であることは留意してほしい。
若いほど人的資本は大きい。これは残された働ける時間が長いので、これから受け取る給料総額が多く、何かに失敗しても挽回するチャンスがあることを意味する。年齢を重ねる=残された時間が減るに連れて人的資本は低下していくことになる。
一方の金融資本とはその人の持つ金融資産。人的資本とは逆に年齢を重ねるほど増えていく。預貯金や運用の成果が積み上がっていくからだ。要は時間の経過とともに人的資本が金融資本へ置き換わっていくのだ。そして、退職が近づくに従い人的資本はゼロに向かう。その代わり積み上がった金融資本を運用したり、取り崩したりすればいい。
つまり、減少する人的資本を金融資本でカバーしていける構造を作り上げることが、幸せな未来をつかむカギとなるのだ。
人的資本と金融資本を意識して
ビンボー老後を金持ち老後に変える!
この2つはライフプランの両輪で切り離せない。人的資本が金融資本形成の源泉で、人的資本の増大が金融資本の増大に直結している。
人的資本が大きいと投資でも有利だ。リスクを取った投資に挑戦できるからだ。例えば株式投資で100万円損したとしても、若くて残りの人生で1億円稼げる人ならライフプランが狂うことはない。逆に残りの人生で、株式投資で100万円以上の利益を出すチャンスが何回か訪れることが期待できる。人的資本の大きい若いうちにリスクを取った運用を開始して金融資本を大きくすることを考えるべきだ。
何もしなければ減少する一方の人的資本だが、大きくすることが可能だ。例えば専業主婦で収入がないなら人的資本は限りなくゼロ。だが、働くことで人的資本は厚みを増す。パートからフルタイムや正社員へのステップアップ、資格を取得するなどのスキルアップや給料の高い職へキャリアアップも人的資本を増やす手段である。
金融資本を増やすと聞くと、「どの投信や不動産を買おうか」などと考えがちだが、スキルアップやキャリアアップこそが投資を後押しし、金融資本を増やすことになることを忘れないで欲しい。
現在発売中のダイヤモンド・ザイ12月号では、女性のマネー必勝法について、おひとり様と専業主婦に分けて具体的な考え方や対策術を紹介している。また、人気マンガ家の進藤やす子さんが取材を敢行し、自身の人生を考えたオリジナルマンガ「60歳ビンボー老後からの脱出大作戦も掲載。ぜひ読んで見て欲しい。
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(監修=アライアンス・バーンスタイン未来総研ディレクター後藤順一郎さん)
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還元率 | 年会費 (税込) |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
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◆イオンカードセレクト |
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永年無料 | VISA JCB Master |
WAON モバイルSuica SMART ICOCA (モバイルSuicaと SMART ICOCAへの チャージ分は還元率0.25%) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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