ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」

最終回は全30回分のインフォグラフィックを
総まくりで発想から定着のポイントを解説

石黒謙吾 [著述家・図考師]
【第31回・最終回】 2014年10月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。本連載は、情報をよりわかりやすく、という枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。

ついに最終回!
第1回から総まくり!

 みなさまこんにちは。全31回限定でスタートしたこの連載、ついに最終回となりました。前回まででインフォグラフィック30ネタはすべて披露し終えましたので、ラストは、一気に全画像を総まくりして、発想から定着のポイント、肝となるビジュアルのパターンや素材について解説していきます。

 その前にどうしてもひとつ。この連載のもととなった、雑誌『編集会議』の記事「ch ART」連載時に、僕の発想から生まれるラクガキのような(笑)ラフから、スマートなセンスとディテールへのこだわりですべてグラフィックを作成していただいた、デザイナー・小宮山秀明さんにまずは深く感謝の意を表します。

 では数が多いのでさっそくさくさくとまいりましょう(順番は、当連載の掲載順でいきます。画像のグラフィック作成はすべて小宮山秀明氏)。

第1回 「足ツボ図」→「アフリカ&南アメリカ2大陸」

 銭湯にあった足ツボ図を見ていて「地図に似ているな」と思ったのが発想のスタートライン。2つの大陸の形がうまく見立てられました。実際の地図を見ながら見当つけつつフリーハンドで、トレーシングペーパーに当て込んでいきました。

第2回 「元素記号周期表」→「103の雑誌名」

 元素記号周期表を、たくさん種類のある何かに見立てられないかと思ったところから。8割ぐらいまではすいすい思いつきましたが、だんだん難しくなり、マニアックな雑誌名が載っている資料を入手し、定着させていきました。

第3回 「世界地図の図法」→「食べもの縛り」

 これは僕のインフォグラフィック史上ベスト5に入る快作です。発想のきっかけは5歳のとき。みかんの皮をむいて、部屋に貼ってあった世界地図に似ていたと気づいたとき。他の7つも生きてきた長い時間でインプットされていった発想です。

第4回 「ゴミの分別」→「無用なまでに分ける」

 これは、ゴミの分別曜日の指定の貼り紙見ていて、「限りなく細かく分かれていたら笑えるな」と思ったところから。そのためには、<時間1分1秒>まで区切りたいと考えたら、自然に、時計の形にして、24時間で表すこととなりました。

第5回 「オーケストラの楽器編成」→「飲食の瓶と缶」

 これは労作でした。ハマッた形の瓶と缶を買い集めるのに高級スーパーなどに何軒も。発想の入口は、オーケストラの楽器編成を何か別の物で見立てたいなというところから。弦楽器すべてをコカコーラファミリーでくくったのが利いていると自画自賛。

第6回 「女性タレント」→「カラーチャート」

 全国キャンディーズ連盟代表、女性タレントウォッチャーとしてやりかたったジャンル。カラーチャートが好きなので、色って人の雰囲気表すなあと考えていて、ならば、得意とするこのくくりでやってみようとなりました。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

石黒謙吾 [著述家・図考師]

いしぐろ・けんご/1961年金沢市生まれ。映画化もされたベストセラー『盲導犬クイールの一生』をはじめ、『2択思考』『エア新書』『分類すると地アタマが良くなる』『ダジャレ ヌーヴォー』など、硬軟取り混ぜ著書多数。チャートを用いて構造オチの笑いに落とし込む「図考師」としての著書に『図解でユカイ』が。プロデュース&編集の書籍も幅広いジャンルで200冊を手がける。野球とビールと犬と笑いを愛する。全キャン連(全国キャンディーズ連盟)代表。
■ブログ=イシブログケンゴ
著書・編書一覧


分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」

 伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。と聞くと、デザイナーやクリエーターにしか関係ないもの、と思っていませんか? それは違います。もったいない。どんな仕事でも、いや、私生活においてでも、この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。
 僕は15年前から、さまざなな事象を、チャート図解を用いて構造オチに落とし込む「分類王」として、雑誌やWEBでクリエイションを発表してきました。なかでももっともビジュアルに凝り、一種のART作品という認識で、『編集会議』に30回にわたり発表していたのが、この連載で例題としてあげていく「発想するインフォグラフィック」です。
 このビジュアルは情報をよりわかりやすくという枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。

「分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」」

⇒バックナンバー一覧