財務省の補正予算編成が日本のためにならない理由
高橋洋一
補正予算編成の季節だが動きが鈍い。実は安倍政権になって以降、補正の緊縮度が強まっているのが実態だ。マクロ経済の視点よりも財政健全化を優先す…
2017.9.7
元財務官僚の経済学者・高橋洋一が、世にはびこるもっともらしい「俗論」の過ちをズバリ解説。
高橋洋一
補正予算編成の季節だが動きが鈍い。実は安倍政権になって以降、補正の緊縮度が強まっているのが実態だ。マクロ経済の視点よりも財政健全化を優先す…
2017.9.7
高橋洋一
民進党の代表戦が盛り上がらないのは、肝心の雇用の確保や賃金問題での論争がないからだ。失業率や賃金は、マクロの雇用環境に左右される。二人の候…
2017.8.24
高橋洋一
安倍改造内閣の経済政策の真価が問われるのは、秋の臨時国会で提出される補正予算だが、GDPギャップをもとに考えれば、20兆円規模の財政出動を…
2017.8.10
高橋洋一
加計問題での国会の閉会中審査は「不毛な論争」に終始した感が強い。そもそも「総理の意向」や「加計ありき」で行政が歪められたというなら、証拠を…
2017.7.27
高橋洋一
加計学園問題の本質は、獣医学部は設置認可の申請すらできないようにしていた文科省告示が象徴する。告示撤廃をめぐって規制緩和を進める内閣府との…
2017.7.13
高橋洋一
東京都の卸内市場問題は、回り道をして「豊洲移転」に落ち着いたが、「築地再開発」には、都民の負担がさらに増える可能性がある。豊洲推進派と築地…
2017.6.29
高橋洋一
加計学園の獣医学部認可は、許認可権を持つ文部科学省が認可「4条件」に合致しないというデータを示せば、実現はしなかったはずだ。「挙証責任」は…
2017.6.15
高橋洋一
加計学園の獣医学部認可をめぐって「総理の意向」と記された文書の存在を、前川喜平・前文部科学次官が認めたことで、野党の批判やマスコミ報道が熱…
2017.6.1
高橋洋一
「こども保険」創設の提言を機に、子育てや教育の費用をだれがどういう形で担うかの議論が活発だ。「教育国債」発行の主張に対して、最も敏感に反応…
2017.5.18
高橋洋一
教育への投資は、生産力の基盤を強め、国民の所得増や失業減にもつながる優良な投資だ。財源は、「教育国債」を発行すれば、将来、税収増などでもど…
2017.5.12
高橋洋一
政府と中央銀行は一体だと考える「統合政府」の考え方で、政府が財政再建のシナリオとして描く中期試算を“修正”してみると、財政の基礎的収は20…
2017.4.29
高橋洋一
日銀政策委員会で、大規模な金融緩和に慎重だった2人の委員に代わって、新たな委員を任命する人事案が国会に提出された。「リフレ派の増員」で、ア…
2017.4.20
高橋洋一
ジョセフ・E・スティグリッツ・米コロンビア大学教授が、先月、経済財政諮問会議に出席。日本銀行が保有する国債の「無効化」を提言した。政府と中…
2017.4.6
高橋洋一
豊洲移転問題で、基準値以上の地下水汚染が問題となっている。しかし、その混乱の要因が「基準」の問題だ。マスコミが報道している「基準」とは、あ…
2017.3.23
高橋洋一
森友学園問題が連日、国会やマスコミで取り上げられている。野党などの追及は国有地売却での首相の「政治関与」だが、根拠が曖昧だ。むしろ議論すべ…
2017.3.9
高橋洋一
2月21日、平成29年度予算案についての衆議院予算委員会公聴会に公述人として出席し、財政再建で意見陳述を行った。その時のメモをもとに財政再…
2017.2.23
高橋洋一
ゼロ金利の世界では、中央銀行によって得られる毎年の通貨発行益はわずかであり、金融政策による物価の押し上げ効果は弱くならざるを得ない。このた…
2017.2.9
高橋洋一
文部科学省が元高等教育局長の早稲田大への天下りを斡旋したとの問題が出ている。この件で、前川喜平文科事務次官が引責辞任した。官僚の「天下り問…
2017.1.26
高橋洋一
今回の釜山の慰安婦少女像の設置について、安倍政権は毅然とした外交姿勢を示したが、非は日韓合意を破った韓国側にある。韓国は、国家の信用を問わ…
2017.1.12
高橋洋一
「景気」は「雰囲気」で語られることが多い画が、筆者は二つの経済指標「雇用」と「GDP」で考えている。これら指標で判断すると2016年の経済…
2016.12.29